学生の頃、バイト先のパートの女性（割と歳は近い若い人ね）が「今日、教習所をやめてきたの」と話すので、どうしたのかと思って聞いたら、「一生懸命頑張ったけど、運転に向いてないことがわかったからやめることにした」というのです。
今もそうかも知れませんけど、当時から教習所って結構お金がかかりましたから、そんなにあっさりやめちゃっていいの？って思ったんです。
「自分で納得するまでやってダメだったから全然平気」と本当にあっけらかんとした感じで言っていたのですが、聞いていた私は『もったいないなぁ～』って思ってました。
強がっているのかとも思ったのですが、どうやらそうでもないみたい。
そのずっと後で私も免許を取ったので、この私が取れたのにきっともうちょっと頑張れば絶対彼女も取れたと、彼女のことを思い出して思ったりもしました。とはいえ、教習所で仮免5回落ちて、その日も落ちちゃった人と会ったので、運転に向いていない人はやっぱりいるんだとは思いますが・・・。
やってみなけりゃ、わからない。
熱しやすく冷めやすい性格なので、集中する時は人が話しかけてもわからないくらい集中するのですが、飽きたら本当にあっさりとやめてしまうのです。
でも、それだから「XXXやってみたいなぁ」と思っても、「もし、合わなかったらもったいない」と思って、今までずっとやってみたいことに手を出しませんでした。
お金をどぶに捨てることになるし、始めてすぐやめるの？！みたいな感じになると恥ずかしいしとか・・・・。だから、長いことずっと「ちょっとこれに挑戦してみたい」というのに全然手を出さずにいました。
続いていたのは仕事だけ
仕事はまぁ、楽しかったし、やりがいはあったので長いこと続いていたのですが、「こんな人たちとよく仕事できますね」と言われた人たちとずっと一緒に仕事をしていて、心が腐っていくのをどうにも我慢できないと思って、悩みに悩んで「これ以上は無理だ」と辞めたのでした。
もちろん、それなりの収入はあったので、その生活全部捨てるんだぁ～って不安はありましたけど、辞めてみて、理不尽なことはあるにはあっても、暇さえあれば人を陥れようとする人とか、悪口ばかりの人々・・・。あんな心の腐った人たちと今ももし仕事をしていたら、おかしくなっていたかも知れないと思うと、厳しい生活の中にも心の平穏が続いている毎日です。
とりあえず、なんでもやってる日々
そういう生活をやめて、以前のように2か月に1回海外・・・なんて生活は一切できなくなりましたけど、「あれやってみたいな」とか「これはどうかな」とか今まで「どんなだか分からないけどやってみたい」と思っていたことに手を出すようになりました。
結果、「あれ、仕事でやれればって思ってたけど、別に仕事にしたいわけじゃないな」とか、やってみたけど思うほど楽しくなかったとか色々とありました。
正直、お金かけたのもあるので、以前の私なら「あ～、なんてもったいない」って思ったり、「これやるって言ったのにすぐやめちゃって恥ずかしいなぁ」なんて思ったと思うんですよね。
でも、自分で稼いだお金でやっているのだから、別に人に迷惑をかけているわけでもないし、やってみて合わないのを続けていても意味がないから気にしないことにしました。
もう若くもないのに切り替えが遅いと時間を無駄にしてしまいますし。
だから、たぶん私のブログを読んでくださっている方は、「えっ？もう辞めたの？」って思っていることもあるかも知れないのですが、辞めることを考えて始めるのはそれこそ辞めました（笑）・・・ので、これからも興味があるのはなんでもやってみるつもりです。
ジュエリー制作は、実は細々と続いていることのひとつ
なんでもブログに書いているわけじゃないので、全部は書けませんが、ジュエリー制作は何年も前から続いていることの一つです。
以前、自由が丘に習いに行っていた時、もう何年も通っている人が、王道みたいなシンプルなデザインのジュエリーを作っていたのですが、それがすごく素敵で、「こういうシンプルなものの方が結局は長く使えるし」と思って見ていました。
それが今回天然石のお店を出すことにしたのにすごく役立っています。
最初は、もっとデザイン性の高い、目を引くものを作りたい！とか思っていたのですが、シンプルで上品なジュエリーは、着ける服もあまり選ばないし、やってみて微妙にこのシンプルなものがありそうでないということに気が付いたんです。
これは、友人が特注してくれた時に分かりました。
だから、地味でもシンプルで長く使えるものをと思って材料も仕入れています。
ジュエリーを作ろうと思うと、仕入れにお金がかかるので、すぐにバラエティーに富んだお店にはできませんけど、ぼちぼちと楽しくやっていこうと思います。
もちろん、ビジネスなのでちゃんと成り立たせないとダメですから、そういう部分は徐々に頑張っていきますけどね。とりあえず、これが細々と長く続いて、そして楽しんでいることのひとつです。
人のことなど構ってられない
この歳になると親も他界し、年齢の近い人が病気で亡くなったりしています。
人間、明日死ぬかも知れないし、人がどう言おうと「じゃあ、あなた私の人生どうにかしてくれるわけ？」って感じで自分が好きなことをやっていこうと思います。
もう、他人のことなんて構ってられない、今、生きているうちにやりたいことをやりましょうってことですね。
