あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

特発性間質性肺炎 ~指定難病は治るのか②~

効果・効能には個人差があります。すべての方に当てはまることではないため、参考程度にお読みください。真剣に書いているため、結構長いです。斜めに読んでほしくないため、興味のない方はこのシリーズはスルーしてください。(①はこちら

怖いのは急性増悪

間質性肺炎の病状は、ゆっくりと進行するということをで書きました。医師からも「長く付き合っていく病気です」と言われ、進行をゆっくりにする薬を飲みながら、なるべく負担を掛けないように日頃の生活を過ごしていきます。この病気の場合、合併症を起こさないよう日常で気を付けることが色々あるのですが、この点は今回のエントリーの主旨ではないので割愛します。

しかし、ゆっくりと進行するはずの病状が一気に悪くなることがあり、この状態を急性増悪(きゅうせいぞうあく)といいます。特発性間質性肺炎の約40%がこの急性増悪になり、そうなるとかなり重篤な状況になるため、命を落とす人も多いのだそうです。急性増悪のリスクを下げるためにも風邪やインフルエンザにかからないよう日頃からマスクをしたり、手洗いをよくする、インフルエンザワクチンを接種したりと肺に負担をかける病気にならないようにすることが大事だそうです。

年齢の高い方の割合が多いのですが、若い人がかかることもあります。

特発性間質性肺炎の中でも最も多いのが特発性肺繊維症(IPF)で、今まで説明してきた通り、肺胞が線維化して硬くなり、酸素が取り込めずに呼吸ができにくくなっていく状態です。日本では、このIPFの発症率が10万人対2.23人、有病率が10万人対10.0人となっていて、50代が最も多くほとんどが喫煙者とのことで、喫煙が要因のひとつであることは間違いないようです。(原因がわからないといっても、傾向から判断できるということでしょうね)

IPFは現時点では完治の見込みのないもので、いかに進行を遅らせるかがカギとなっているようです。若い人がかかった場合は、肺移植という選択肢がありますが、これはこれで一生薬を飲まないといけないし、移植できたから万歳ではないですよね。なお、肺移植が受けられるのは、両肺は55歳未満、片肺は60歳未満という条件があります。

西洋医学と東洋医学

今まで書いてきたのは、西洋医学(現代医学)でこの病気は治らないという話です。

私は、西洋医学を否定するつもりはまったくありません。

私自身、病気で入院し手術をしたことで苦しみから解放されましたから、西洋医学なんてダメよね・・・などということを主張するつもりはまったくないです。

世の中には変な民間療法にハマり、治療をおざなりにして結局手遅れになったなんて話もよく聞きます。そういう「これはダメ」的発想になってしまうとせっかく良い治療を受けるチャンスを逃すことにもつながります。

ただ、手術をして薬漬けになる西洋医学には、やっぱり限界はあるのだろうという気持ちはありますね。西洋医学というのは、臓器ごとに分けて考え、ここに癌ができたら切る・・・とかこの臓器がおかしいからこういう治療をする・・・とか、そういう風に局所的な治療を行っていくため、人間の体を全体として捉えるということがほとんどありません。

癌ができました➡切りました➡抗がん剤打ちました➡治りました➡再発しました・・・なんてことはよくあります。もちろん、まったくではないにせよ、基本的には癌になりやすいとかその人の体質について考える医学ではないんですよね。

①で書いたように医師の矢山利彦さんは、外科医としてスタートしたものの、西洋医学では治らない病気があることに気づいて、東洋医学を学び漢方を治療に取り入れたらとてもよく効いたという体験から、東洋医学をきわめていくようになったわけですが、東洋医学と西洋医学の大きな違いは、東洋医学は局所(病気の箇所)以外診ない西洋医学と違い、人間1人の体全体を診ていく医学なのです。

考えてみれば、人間の体の中って、臓器も血管も神経も全部がつながっているわけですから、「ここだけ」を診ていても治らないものが出てくるのはわかります。

本題ではないので詳しい説明は省きますが、漢方薬だけではなく、食事なども含め、総合的に診て、その人の自然治癒力を高めていくのが東洋医学の大きな特徴です。

鍼灸や漢方薬、人体にあるツボや経絡(ツボとツボとを結ぶ流れ)を指で押したり(指圧)体のバランスを整えて自然治癒力を高めるのが東洋医学です。

間質性肺炎に効く漢方はあるのだろうか

もともと野草茶などで話を聞いた方が自分が癌で入院していた時、病院のベッドで「こんなところにいたら絶対に治らない」と考えていて、そういえば野草をお茶にして飲むというのはどうだろうと思いつき、自分で勉強して飲んでみたら、癌が治癒したということで、体の中を綺麗にする以外に健康になる道はないと自分でお茶にする野草を栽培し、そのほかのハトムギ、ハブ茶、ベニ花などをブレンドして飲むように勧めているのです。

以前、友人だった人が山梨に引っ越した時にその存在を知り、野草茶を日常的に飲むようになってとても健康になったというので、私もそのお店に行ってその方にお会いしたのですが、なんというかすごく良い方だというのは分かるのですが、インパクトが強すぎて、今で言う陰キャな私には、すごく苦手なタイプの方だったんですよね。

(言っておきますが、本当に素敵な色艶の良い、そりゃぁ~野草茶素晴らしいんだろうなと分かる方なんですよ。私が苦手なだけですので、お間違いなく)

友人は誰でも友達ってタイプだったので、その方のことも信頼してお茶を飲み続けていましたが、私も購入したものの毎日自分でブレンドして煮出すとか「面倒くさい」と辞めてしまいました。命に係わることでもないと人間てダメですね。

でも、最近以前職場が同じで今も仲良くしている友人にこの話をしたら、なんとその人を知っているというのです!もうびっくり。

お友達が以前近くに住んでいたそうで、それでやっぱり紹介されたけれども、その方のインパクトの強さで引いてしまったという話でした。

さすが私と気が合うはずだ(笑)

漢方薬で良いものがないか検索したら

ちょっと話がそれましたが、そんなこんなで「西洋医学では治らないというのだから、その治療をきちんと続けつつも、漢方などで自然治癒力を高めるというのは良いのではないか」と考えたのです。

Google先生に聞いたり、YouTubeで検索したりしたのですが、当初は病気の解説とか間質性肺炎にはどんな薬があるのかとか病院の看護師や医師が講演している動画が出てきて、じっくり聞いてみても今まで書いてきたようなことはわかりましたが、やっぱり「治る」という内容の講演や解説はひとつもありませんでした。

それでも、熱しやすく冷めやすい私の「熱しやすい」状態のまま検索していったところ、いきなり、たいそうな呼吸器で超具合悪そうなサムネイルの動画が出てきて「なにこれ?!」とびっくり。

その動画のチャンネルを観たら、そのすっごい具合が悪そうな人が元気そうに喋っている動画がたくさんありました。

その動画は、奈良県で漢方薬局を営む漢方薬剤師の方がやっているチャンネルで、どうやらご自身が特発性間質性肺炎になって、しかも生存率50%の急性増悪となり、ICUに運び込まれて生死の境をさまよった経験があったのです。

『普通なら助からないんじゃないのかなぁ?』

興味を持った私は、以前の動画から観ていくことにしました。

つづく