韓国のサスペンスは、ほんと面白い
韓国映画「悪魔は誰だ」を観るために渋谷に移動しました。
渋谷のヒューマントラストって、ビル自体は綺麗なのですが、大型テレビに毛が生えた程度の小さい画面の映画館で、こんなところで1,800円払う気さらさらないというところです。
でも、シアターN渋谷もなくなってしまった今、渋谷でレアものの変な映画をやってくれそうなところはここしかないので、最近よくチェックしています。
韓国映画特集の一部で、気になっていたオム・ジョンファ主演の「悪魔は誰だ」。
チェイサーなどの秀作と並び、観客動員数もかなりの数に上ったクライムサスペンスです。
この痛み、絶対に忘れない
15年前、娘のソジンを誘拐され殺されたハギョン。
ずっと犯人を捕まえるためだけに生きてきたハギョンだったのに、とうとう公訴時効を迎えてしまい、失意のどん底に突き落とされます。
しかし、その後起こった誘拐事件がソジンの時とうり二つの状況で、ソジン誘拐の際の担当刑事だったチョンホは、刑事を辞めた後でしたが、今度こそあいつを捕まえてやるとソウル市警の知り合い刑事と一緒に行動します。
脚本が良くできてます
なかなか良くできた脚本でしたねぇ。
ところどころはちょっとわかりにくいところもありましたけど、じっくりと観ることができました。
そして、オム・ジョンファの演技が泣けましたー。
死んだ娘を思って泣く母とは、きっとこうなのかもしれないって、素直に思えました。
ハギョンのことだけではなく、「親」というのはこういうものなのかって、色々な意味で考えさせられる映画でした。
それに「正義」ってなんだろうって・・・・。
日本の映画もこれくらいのストーリーを考えて欲しいものですねぇ。
悪魔は誰だ(2013)
原題:몽타주
監督:チョン・グンソプ
脚本:チョン・グンソプ
出演
オム・ジョンファ(ハギョン)
キム・サンギョン(チョンホ)
ソン・ヨンチャン(カン・チャンシク刑事)ほか