昨日は、仕事始めにみっともなくないように、アナスタシアに眉のお手入れに行ってきました。
14:40スタートだったので、終わって出たのが15:15過ぎ。
これはやはり1本観なくてはいかんでしょう・・・というわけで、アナスタシアの入っている渋谷西武に近いシネフロントと渋東シネタワーの両方をチェックし、16時スタートのシネフロントで上映のミラーズを観ることに決定。
ストーリーは、「鏡の中にいる何かに翻弄される人々の話」くらいしか入っていませんでしたから、映画が始まってキーファーが「停職中の刑事の役」というのがわかって「またぁ~?」とちょっとゲンナリ。
でも、話が進むに連れ「まぁ、確かにこのストーリー展開だったら一般市民では成り立たないわね」と納得。
しかしまぁ、他の役来ないのかしらねぇ~。
ジャック・バウワーにしか見えないし(笑)
まぁ、そういう可哀想なことを言ってる場合じゃなくて、映画の話にいきましょう。
最初からぶつくさ言いましたが、今回のジャック・バウワー・・・じゃなくてキーファー・サザーランドの役は、「停職中の刑事」です。
同僚を射殺してしまったトラウマから酒に溺れてしまったベンジャミン(サザーランド)は、仕事もできなくなり、妻子とも別居状態で、話はそのベンが「復帰に向けたリハビリのために、火災で焼け爛れたデパートの夜警になる」ところから始まります。
妻とやり直したい一心で、職務復帰への機会を得るため、まずは職に就いて生活の糧を得ようと、警備の仕事に就いたのですが、大火災で死者まで出したデパートの中は、さながらゴーストハウス。
焼け爛れたマネキンやら、それはもう気味悪いのなんのって、電気もつかないこんな建物を真夜中にたったひとりで見回るなんて、それこそトラウマになっちゃうんじゃないの?
と思ってしまう不気味さ。
すべてが崩壊したような建物の中で、唯一鏡だけが光り輝いているのですが、恐々見回りをするベンの前で、その鏡が異常は姿を見せて・・・。
とまぁ、ここからは一気にストーリーが進んでいくので、ぜひ見てください。
怖いです。
「ハイテンション」の監督の作った映画・・・というのは後から知ったのですが、R15となっていたのでなぜ?と思ったら、結構グロかったんですね。
「そんなのありぃ?」
ってシーン満載で、飽きずに最後まで観られます。
とはいえ、ストーリー的には「?」というのが本音。
単なるホラーではなく、「なぜそんな現象が起きたのか」というのを主人公が調べていく謎解き要素もあるのですが、なにせ「停職中」でも刑事は刑事、同僚に「あれを調べろ」「これも調べろ」で、結構簡単に資料が手に入ったり、妻が監察医だったりするので、不審死をした人物の遺体も「違法なのよ」と言われながらも見られちゃったり。
これ、一般市民だったらきっと成り立たないストーリーなわけです。
そのおかげでストレスなく進むってところもありますけど・・・。
かなり微妙。
まぁ、そんな意地悪なことを言っちゃったら、この映画の存在自体無意味になっちゃうので、これは良しとして、ストーリーとしては?ではあっても、効果音もそれこそ効果的に使われていて、「おっと!」とドキドキ。
あまり深く考えずに楽しむにはとっても面白い作品でした。
ホラー映画?
サスペンス映画?
どう呼べばいいのかは分かりませんが、理不尽な内容でも最後まで飽きずに観られました。
ラストのオチは、賛否分かれると思いますが、まぁ、いいかなぁ~。
しかし、こういう映画の主人公って、どうしてなんでも自分だけで解決しようとするんでしょうか。
「あら、そんなとこまで一人で行っちゃうの?」
って思わず突っ込みどころは満載です。
褒めているのか貶しているのか分からない感じが自分でもしますが、休みの日にちょっと出かけて、買い物のついでに観るなんてのがいいかなぁ~と思います。
これは、映画館で見ないと迫力ないですね。
★★★☆(5個中3.5星)