作家の百田尚樹氏とジャーナリストの有本香氏が現在の日本の政治に一石を投じるため、日本保守党を立ち上げた。
昔からの読者の方は、私が百田氏が嫌いというのはご存じだと思うし、いつの頃からか百田氏とべったりになった有本氏についても、あまり良い印象は持っていなかった。
ただ、それは私個人のおふたりに対する思いなので、百田・青山問題以降はネタ記事以外は特にどうということも書いて来なかったし、これからも好き・嫌いだけのことでなにかを書くつもりはない。
それを言うなら、青山繫晴事務所を通じて自民党員になった私でも、じゃぁ、そんなに青山氏が好きなのか?と問われたら、正直言ってそんなでもない(笑)
癖は強いし、結構俗物っぽいところもあり(と本人が聞いたら激怒すると思うけど)、会社にいたら面倒くさそうなおじさんだなと思うところがあって、そんなに好きというほどの感情はない、かといって嫌いではないが・・・(笑)
でも、参議院議員になって以来、今回、誰も行きたがらないアフリカ出張の報告を聞いても、票になるとかならないとかではなく、ただ日本のためというのがしっかりと分かる活動を積み重ねてきて、発表している政策についても、少しずつではあるが目に見えてきているものもある。
よく「何もできていない」と批判する人がいるが、掲げている政策はどれをとっても今までの政治家が「口だけ」で言ってはきたものの、票にならないことはやらない議員がほとんど。しかし、こんなことでもコツコツとやってきて、発言力も徐々に増してきていることを考えても、前に進んでいると思う。そんなに短時間でできるような政策ではないので、1期6年で辞めずに継続しただけでも良かったと思った。
アンチはこれをずっと公約違反と言っているが、逆に徐々にでも進み始めている時に公約だからといって辞めていたら、金輪際信用できなかったと思う。
どれもちょっとやってすぐできるような物ではないので、青山議員があゆみを止めない限りは、応援していくつもりである。
日本保守党(旧百田新党)は台風の目になるか
まだ党名が発表されただけで、今後選挙で国政政党になることができるかどうかが注目される日本保守党だが、自民党、岸田政権が国の根幹を破壊するような政策ばかり進める状態で、一定の保守の支持は得られると思う。
岸田政権がどれもダメというつもりはないし、言ったつもりもないが、それでも日本という国をぶっ壊そうとしていることだけでも、とても支持する気にはならないので、次の選挙はどうしようかとずっと思っていた。
誰が立候補するのかにもよるが、日本保守党が擁立する候補者が「この人なら」と思う人であれば投票行動に移すかもしれない。
自分の選挙区の自民党の候補者は、そこまでして当選して欲しいという議員ではないので、野党がダメ過ぎて・・・という状況と変わるのであれば、野党に投票もありだと思っている。そして、国会で発言権を持って、国民の支持を背景に頑張って欲しいと思う。
正直言って、これまで出てきた保守政党はどれも大失敗で消えてなくなって行った。だから、日本保守党の支持で盛り上がっているネット上の騒ぎっぷりに以前の消えた保守党について言及する投稿なども出てきた。
ただ、これまで自民党から出た保守の人々が全滅したのは、政策の内容よりも、発信力の弱さが大きかったと思う。
自民党がそこまで支持率が落ちていない中で、数人で袂を分かったとしても、発信力が弱ければ「あんたたちに何ができるのだ」と思われてもしかたない。
結局、多くの議員は自分が批判していた自民党に戻った。
日本保守党は、見ている限りでは、ただ選挙の当選を目指した動きにはなっていないし、百田氏も有本氏も発信力がもともとある人なので、今後実際の行動も明確にわかってくると思うので、その内容でそれこそ是々非々の対応をしたいと思う。