あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

こまりんさん”じゃない”怖い話 ~因果応報~

もうだいぶ前に聞いた話なのですが、書こうかどうしようか迷っていた話です。

もちろん、実話ですが、私が見たわけじゃないので、実際にこんなことがあったことを私自身が証明することはできません。

その点をご了承いただき、お読みください。

起きた事実は変えていませんが、一部はフェイクを含めています。

因果応報

私の知人にA子という両親が東北のある県の出身だという人がいます。

A子自身は関東の生まれ育ちなので、その県には親の実家に遊びに行ったりする時しか行ったことがなく、両親も高齢になって実家に行く機会もなくなったのと、コロナ禍で地方に行くという機会もなかったので、このところはまったく音信不通になっていたそうです。

数か月前、A子のいとこであるB子さん(その県在住)が東京に遊びに行きたいという電話をよこしたので、一緒に東京観光でもしようということになったそうです。

この話は、ふたりで夕飯を食べた時に聞いた話だそうです。

B子「ねぇ、XXXのばあちゃんが死んだのは聞いてるよね?」

注:XXXのばあちゃんは、A子のお母さんの姉妹で、一番上のお姉さんだそうです。

A子「もちろん聞いてるよ。コロナで葬式にも行けなかったから申し訳なかったけど」

B子「いやいや、来なくて良かったよ」

A子「えっ?どうして?」

B子「普通さ、葬式するにしても、死んだってなってから24時間は置くっていうでしょ?」

A子「うん、ていうか法律でそう決まってるでしょ」

B子「XXXのばあちゃんが死んだ時は、そんなの無視してすぐに葬式の準備して、翌日には焼いたんだ」

A子「えっ?そんなの許されるの?」

B子「私もさすがにびっくりしたけど、誰も何も言わないし、役所に届けるのにどうしたのかもよくわからんのよ」

A子「火葬場とか許可ないと焼けないでしょ」

B子「そうだよねぇ。だから、どうしたのか、誰かに聞いても知らん知らんて誰も何も言わんのよ」

A子「怖いねぇ。なんでそんな?」

B子「私には分からないけど、まぁ、とにかくすぐ葬式して焼き場で焼いたわけ」

A子「うん」

B子「でね、うちの方の風習というか、墓に骨を入れる時は、骨壺から骨出してそのまま入れるんだよね」

A子「えー、そんなだったっけ」

B子「そうそう。でさ、普通は焼いたら骨壺に入れて、49日経ってから納骨でしょ」

A子「もっと長い時もあるけど、まぁ、そうだよね」

B子「それがさ、ばあちゃんは焼いてからすぐ骨壺を墓に持って行ってそのまま墓に入れてしまったのよ」

A子「えっ?マジ?!」

B子「マジなのよ。まだ骨壺自体も温かいから、骨なんて結構熱い状態だったと思うんだ」

A子「信じられない」

B子「で、ひどいのはここからよ。その骨をさ、墓に入れたのが、ばあちゃんの2番目の息子のお嫁さんの兄さんだったの」

A子「・・・・直接おばあちゃんに関係ない人だね」

B子「そう。その時は私もよくわかってなくて、なんでおじさんじゃなくておばさんのお兄さんが?って思ったけど、お嫁さんとも仲悪かったし、とにかく誰もやりたがらなかったのかも知れないんだ」

A子「そうなんだ。でも、49日もしないって、それも凄いよね。さすがに田舎だって49日はするだろうし、うちの方は最低でもその日数が経ってから納骨って決まってるから、お願いする業者さんとかにも聞かれるよ」

B子「いや、こっちは田舎だから、業者になんて頼まないのよ。家族で墓行って、みんなで開けて、そんで骨入れておしまい」

A子「・・・・・・・・・・・」

B子「話それたけど、私がびっくりしたのは、そのお嫁さんのお兄さんが墓に骨を撒いた時、普通なら、そっと上から撒くと思うんだけど、骨壺を頭の上に持ち上げたと思ったら、そこからバッサーってすごい勢いで骨を墓の中めがけて落としたの・・・それもにやぁ~って笑いながら」

A子「・・・なにそれ?ひどいね」

B子「その顔がさ、なんとも言えないくらい怖かったんだよね」

A子「そりゃそうでしょ」

B子「私も口をあんぐりよ。さすがに周りで見てた人もえっ?っていう顔してたけど。でも、誰も何も言わなかった」

A子「なんかあったのかね」

B子「うーん、たぶんさ、ばあちゃんて典型的な田舎の姑だから、嫁いびり凄くて、最初は長男と同居してたみたいだけど、音をあげて出てっちゃったんだよね。それで今のおじさんとおばさんになったんだけど、結構いびられてたみたいで、よくばあちゃんの悪口言ってたみたい。だから、お兄さんにも相当愚痴とかこぼしてたんだと思うんだよね」

A子「だからお兄さんも妹がいじめられてたから、腹が立ってたって感じなのかな。それにしても、一応死者なんだから、そこまでするってねぇ・・・相当だね」

B子「うん・・・・それでさ、本当に話したかったのはその後のことなんだけど、そのお嫁さんのお兄さん、それから半年後に事故で死んだんよ」

A子「えっ?!」

B子「それもさ、大きな道路でダンプカーとか大型車6台に次々轢かれて、体バラバラになってそりゃぁひどい状態だったんだって」

A子「・・・・・・・・・・・・・」

B子「とにかく1台に轢かれたら弾かれて体が反対車線に飛んで、そこでまた来た車に轢かれて飛んでって感じで計6台。そのうちの1台は、引っかかった体の一部を30メートルくらい引きずったみたいで、すごい傷がついてたんだって。それが、本当かわからないけど、そのバラバラさ加減がばあちゃんの骨の塊と同じくらいだったって言う人もいたんだよね」

A子「・・・そっ、そりゃぁ、さすがに嘘っぽいね」

B子「うん。でも分からなくはないから、みんななんとなくそうだったんじゃないかって思ってるみたい」

A子「おばあちゃんの怒りってことかな」

B子「いくら嫁いびりしたからって、葬式も常識的にあり得ない感じでやったし、納骨の時も49日もしないでだしね。そりゃ、怒るよ」

人を呪わば穴二つ、まさに因果応報ってことなんでしょうかね・・・。