いやまぁ、誰かと競争する気はまったくないんですけどね。
本格ジュエリーといっても、ブランドの真似しても仕方ないし(真似っていっても盗作って意味じゃなくて、ごてっとした高級感出すとか)、自分自身がゴテゴテしたデザインが好きじゃないので、定番のデザインで普段なにげないおしゃれに使えて、カジュアルにもドレスアップした時にも使えちゃうような、長く使えるものを作りたいわけです。
友達に甲丸のシンプルリングを使用感を見てもらうためにプレゼントしたのですが、厚み1.8mmで幅5㎜ほどのちょっと肉厚な感じの極々シンプルな鏡面ピカピカのリングを試してもらったんです。
本当に普通のリングなのですが、ぷっくりした太めのデザインがかわいいとめちゃめちゃ気に入ってくれました。
いつもぶっちゃけている、ここだけの話。
シルバー950という、全体の95%が純銀の材料にしていて、その加工品なので実をいうと売価は1万超えるんですよ(たぶんもっと)。
それをあげるのは勇気がいりましたが、いつもはっきり意見を言ってくれるし、必要経費だ!と思って清水りました(そんな言葉ないけどw)
つけ心地もばっちりと言ってもらえたので、必死に頑張った甲斐がありましたよ。
ただのシンプルなリングなんですけど、工程は結構かかるんです。
YouTubeとかで簡単に作ってしまっているのが多いのですが、本格的なやつは編集で端折っているので簡単に見えるのですが、磨きの工程がかなり時間がかかります。
鏡面仕上げが好きなので、キラキラと美しい光を出すには何度もの工程がかかるのです。でも、美しい指輪ができた時は満足です。
この調子で、かわいいシンプルリングをどんどん作っていきたいと思います。
なんか、忘れてないか?
だがしかし、私のお店はもともと「天然石」のジュエリーを作って売るというものだったのですよ。
それは、忘れていないのです。
材料が今ひとつ欲しいものがなくて、卸さんを放浪しておりました。
ガーデンクォーツのかわいいのが2個入り、ハーキマーダイヤモンドのAAAクラスのものをゲットしたので、今後指輪やブレスレット、ペンダントなどに加工していこうと思います。
ハーキマーダイヤモンド(Herkimer diamond)は、”ダイヤモンド”と名前についていますが、ニューヨーク州ハーキマー郡で算出される水晶です。
産地が名前の由来ですね。
和名は、ずばりハーキマー水晶(笑)
両サイドがとがったダブルターミネートと呼ばれる形が特徴で、ダイヤモンドの結晶に近い見た目をしています。
硬度も7と、それでガラスを傷つけることができるほどなので、取扱には注意が必要です。
ニューヨークって、名前だけ聞くと大都会をイメージすると思われるのですが、ハーキマー郡は、自然もたくさん残っており、水晶の発掘が今でも行われています。
ニューヨークって、5億年前は海だったそうで、ハーキマーダイヤモンドは、その5億年の地層から発掘されているのだとか。
5億年前・・・生まれてないです(当たり前だろ)。
なんか、ロマンありますよねぇ・・・。
それにハーキマーダイヤモンドの石言葉は、「夢」「才能の開花」「想像力」。
いいですよねぇ~。
高価なのと、実は別の産地の似たような石をこの名前で売っているところも多いので仕入れに躊躇していたのですが、やっぱりこの美しい石を使って何か作りたい!ということで、こちらも清水りました(流行らせようとしてはいない)。色々探して、ちゃんとこのハーキマーダイヤモンドと他のダブルターミネートの水晶を分けているところがあったので、安心して仕入れることができました。
こちらは、スターリングシルバー(Silve 925)を使ってペンダントかブレスレットを作成しようかと思っています。
楽しみにしててねー♪