天然石を売る業者には、「宝石質」の美しい石が同時に売られていることが多いです。
厳密には「宝石とはなんだ」という定義がそこまでしっかりとあるわけではないようで、宝石と呼べるものについては、美しさや希少性、耐久性などが揃っているものというようになっています。
ダイヤモンドは、硬度10と最も硬いので、よく丈夫さなどでダイヤモンドが基準とされたりしますね。
このコードは、モースコードといって、”あるものでひっかいた時の傷のつきにくさ”の目安となっています。
ダイヤモンドは傷つかないとかよくいいますよね、アレです。
ちょっと横道にそれましたが、こんな風に宝石と堂々と呼べるものはそう多くはありませんが、その他にも美しい石はたくさん存在しますよね。
そのような石を宝石質(宝石に準じる美しさを持つ石)として、取り扱っています。
今回仕入れたロンドンブルートパーズも鮮やかな濃い色のオーバルファセットカットの石です。
トパーズは、さまざまな色がありますが、売られている石の中で自然に出来たものはほとんどありません。含まれているフッ素やアルミニウムの量などで色のパターンがOHタイプとFタイプの2種類に分類され、ブルーのトパーズはFタイプの石を照射処理(エンハンスメントといいます)をして、淡く美しいスカイブルートパーズやはっきりとした色のロンドンブルートパーズなどが生まれます。
このことから、エンハンスメントされたトパーズを天然石と呼ぶのは違うと思いますが、多くの石がなんらかの処理をされていることを考えると、天然石を加工して出来た石と思えば良い感じですね。
石の含有物に対してなんらかの処理をして、様々な色を出すわけですから、品種改良みたいなものだなと私は思っています。
天然でも養殖でも、美味しいお刺身が食べられればそれでいい!(笑)
ということで、その意味での天然にはこだわる必要はないと思います。
今回、とっても綺麗なロンドンブルートパーズのオーバルファセットカットの石を仕入れました。ここまで綺麗だと卸でも結構なお値段がしてしまうのですが、本格的に色々とジュエリーを取り扱うことに決めたので、それは仕方がありません。
シルバー925と合わせて、可愛いシンプルなリングになりました。
実を言うと、最後の磨き処理がまだ終わっていないんです(笑)
研磨剤の種類で買うのを忘れていたものがあり、途中まででストップしております。
どこか間が抜けているので、嫌になりますよ。
実際にはもっとシルバーが輝くように磨いて完成です。