よくよく検索してみれば、この本の実験を実際にやってみたという人が結構いることもわかりました。
自分は今日黄色い○○という車種の車を見る!
と決めて出かけると、普段は目につかないのに、本当にその車を見るという実験。
ないと思っていた物でも、思考を変えて「ある」と決めればわかるという感じでしょうか。
なるほどねぇ。
それくらいは思ったけど、正直「だから何さ」って思ったのも事実。
それに「自分の人生は自分の思考が決めている」なんて言われても、地震や津波で命を落とされた人たち、何の罪もないのに殺されてしまった人たちがいることを考えると、それらすべてをその人たちの思考が招いたなんて、全然思えませんし。
引き寄せの法則を広めようとしている人は「それでもあなたが招いた結果です」って言ってる人がいますけど、そればかりは信じないというより、そういうことを言いたくないので、それは引き寄せの法則がなにかわかって来た今でも、絶対に言わないと決めています。
さて、本を読んだ時の違和感なんですけど、なんだろう・・・なんだろう・・・考えてもなかなかわからなかったのですが、ある日「あぁ~、なんだそういうことか」と思わず笑っちゃう答えが自分の中から聞こえてきたのです。
それは「アメリカンな内容が私には合わない」でした。
翻訳自体はとても読みやすくて、内容もわからないとかではないのですが、やはり外国人が書いた内容だと、日本に生まれ育った日本人の私には、馴染めないところもありました。
でも、最初は確実にそうかというのがわからなくて、引き寄せ本でブームになった(と言われている)ザ・シークレットも読んでみました。
こちらの方は、引き寄せがどうして起こるかというのが色々な人の言葉で語られていて、わかりやすかったのですが、それ以上でもそれ以下でもないので、「なるほど」と思っただけでした。
もちろん、これも悪かったとかそういうのはないんです。
どれもそれなりに「良いこと」言ってるって感じはあるし、自分の思考がなんだかすごくネガティブだったなと考えるきっかけになったので、良かった点も多かったのです。
ただ、やはり外国人が書いたものとかだと「ハレルヤって叫ぼう」なんて書いてあって、そんなのできるか!って笑っちゃうものも多かったんです。
もちろん、著者の意図はそうじゃないのくらいは分かるのですが、なんか素直になれなくて、アメリカンはやめた方がいいかなと思い始めたのです。