あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

バセドウ病に気づくまでとその後

バセドウ病を患って以来、もう何年も前から寛解状態なので、治ったといってもいいかもしれないのですが、いつ再発があってもおかしくはないので、完治というのがない病気なのです。

寛解状態が死ぬまで続けばいいと思っています。

もともと「動悸とか息切れが最近酷いな」と思い始め、年齢的に更年期のお年頃だったので、それだろうと思って半ばあきらめていました。

でも、徐々にひどくなっているような気がして、これはただの更年期ではないのでは?と思ったのは、以下のような症状が突然現れたこともあります。

  1. まぶたがお岩さんのように腫れたり、首の真ん中に老人のようなたて皺が急にできた。
  2. 肌全体の荒れが酷くなり、肌だけは綺麗と言われてきたのに中年以降の人のようなカサカサの肌に突然なった。かゆみが酷くなり、肌をかきむしってしまうほどだった。
  3. 頭のてっぺんにこぶし大の白髪が突如現れた。
  4. 腕などに白斑が出て、肌の色が白ぬけするようになった。
  5. 気づいたら痩せていて一気に筋力が低下してしゃがんだら立てなくなった。

とこんな感じで、1の症状は化粧品が合わないのかと思っていたのですが、油断するとすぐにまぶたが赤く腫れたりしていて、かゆいとか痛いとかはなくただおばけみたいに腫れたんです。あとで知りましたが、眼瞼腫脹というバセドウ病からくる疾患でした。

また、首の皺は「その歳なら出るでしょ」と思われるかもしれないのですが、横皺はあってもたての皺はまったくなく、ある日突然「えっ?」という感じで驚いたので、なにかおかしいのかも?と。これはやはりバセドウ病からくる皮膚の症状で、私の場合、カサカサになってかゆみが酷く、我慢できなくてかきむしったりしたこともありました。

それに白髪が突然現れたりというのも同時期にやってきたので、さすがに更年期だけとは限らないかも?と思うに至りました。

それに動悸も酷くなって、筋力もぐっと落ちるので、階段を上がるのがすごくつらくなってきて、いくらなんでもここまでになるのかなぁ~というのもありました。ここに書かれている症状にたくさん当てはまるので、これ先に知ってたらなぁ~と思ったものです。

こういうのは遺伝が大きいと聞いていて、母は更年期の症状がほとんど出なかったと言っていたし、他に40過ぎて喘息の症状が出たというのを聞いていて、自分もほとんど同じような感じなので、母と体質がめちゃ似てるんです。

ということは、やっぱりおかしいってなって、やっと駅から近いクリニックで受診する気になり、診ていただいたところ、すぐに「甲状腺かも」と見抜いてくださり、その日に心電図等さまざまな検査と血液検査を受けることができたので、早くバセドウ病(甲状腺機能亢進症)との診断を得ることができました。

治療は投薬が最初

私の場合は薬がよく効いたので、比較的早く寛解に至りましたが、長期間飲んでも薬が効かない場合は、放射性ヨウ素のカプセルを飲んだり、最終的な治療としては甲状腺を切るなど段階によってかなり違います。

私は比較的症状が早く治まって薬の投与だけですみましたが、完治がない以上、今後も気を付けたいと思います。

どんな病気でもそうですが、ストレスが一番悪いので、ストレスの軽減が必要となります。(ゼロっていうのは無理ですもんね)

バセドウ病が原因で出た症状は治らない

困ったことに肌の状態や首の皺、白髪などは治らないので、人より老けた感じがして、いくらもともと美人ではないといっても落ち込みます。

せっかく丈夫できれいな肌を親から貰っていたのに病気のせいでそれすら奪われましたからね。うちは甲状腺の病気は親戚にもいないので、私が最初って感じですが、結婚もせず子供もいないので、まぁ、遺伝した人を作らなかっただけいいかなと思っています。バセドウ病は、放っておくと死に至る病です。

軽く考えずにおかしいなと思ったら、すぐに受診されることをお勧めします。

治りにくい人もいて、酷い人は首がボールのように腫れたりすることもあるので、女性には辛い病気です。私も首の根っこ部分がふくらんだのですが、「これは治らないからねー」と医師に言われて「マジか」と思っていましたが、いまだにふくれたままです。

更年期とは違うので見極められる医師に出会うことが大事

バセドウ病の体験談を読むと、ろくに診もしないで更年期だと決めつけ、何か月も治療が遅れてしまったというのがあり、更年期と診断されて処方されたお薬がまったく効かないとか、動悸が酷く体重が減ったなどがあれば専門の病院を受診した方がいいと思います。

辛い症状が不見識な医者のために長く続くとかさらに悪化させるとか怖いですからね。

心臓にとても負担がかかるので、心不全なども起きる可能性が高まります。

総括

とにかく動悸や息切れが酷い場合は、更年期だとしても鬱の症状が出たりと良くないので、そういうお年頃の方たちは、なるべく早く病院に行くことをお勧めします。

ところで、一旦は痩せた私ですが、お腹がやたら空くようになるので、動悸が治まってきた頃から食欲が増進し、余計太ってしまいました。

胃が大きくなっているので、今もコントロールが大変、全然痩せません(笑)

もうカワンさんと温泉行く時くらいしか人に裸を見られることはないので全然気にしていませんが、健康には良くないので暴飲暴食に気を付けたいと思います。

また、薬が効くまでは本当に辛いので、周りの理解も大切です。

うちはエレベーターのない小さなマンションの3階なのですが、家に帰るというだけの行為が地獄のように辛かったです。その時はリモート勤務なんてまだなかったので、死ぬ思いで会社に行ってました。

どちらにしても周囲の理解はたいせつです

また、診断の結果、本当に更年期の症状だったとしても辛い人はかなりつらいし、男性にも更年期はあるのですが、数は圧倒的に女性の方が多いし、症状が重い方が多いので、そういうお年頃の奥さんや身内が辛そうにしていたら、歳なんだからしょうがないとか心ない言葉は絶対にやめてくださいね。理解して気遣ってくれるだけでも、落ち込みが軽くなりますから。

マジでつらいのよ