フープ型のピアスを作っております。
1ミリの銀(Silver 950)を使って輪を作ってロウ付けし、パーツをつけて揺れる仕様にしようかと(おやじギャグじゃないよ)。
実は、試作した段階であまりにも労力がかかるので断念しようかと思ったため、友人にあげたら、めちゃ気に入ってくれて、確かに実際にしたところを見ると可愛いというかシンプルでも華やかさが出ていいなと・・・。
丸にするって大変なのよ
なぜ大変なのかというと、タイトルにある通り、フープ型でロウ付けするってかなり大変で、どうしても反発する力があるから円になってくれないんですよ。
あまり形をいびつにしてしまうと成形する時になかなか丸くなってくれないので、慎重に慎重に丸い形にしてロウ付けをする必要があるのです。
なので、1ペア作るのに結構な時間がかかってしまいます。
そして、ひっかけるところもないつなぎ目の部分をくっつけてロウ付けするのも慎重に慎重に・・・なんですよ(笑)
上記の写真はまだロウ付けしただけの素材なので見た目が汚いですが、ここから磨きの作業が入ってきます。
でも、その前にロウ付けしただけでは、形がいびつになっているので、なるべく綺麗な円になるように調整します。
この調整にはなまし作業が必須なので、ロウ付けした部分を溶かさないよう上手く避けて火であぶり、水につけて柔らかくなったところを丸いものに通してしっかり円になるようになぞっていきます。
機械でやるわけではないので、完璧な円にするというのは無理なのですが、なるべく綺麗になるよう調整し、デザインはここからです。
叩いて模様をつけるとか、パールや天然石ビーズを巻いて華やかにするとか、色々と可能性があります。
このまま磨いてもシンプルで良いですね。
5月2日以降、地金が10%も値上がりするとのことで、1mmのシルバー丸線を2m分注文しました。