マクドナルドのジャンクフードって、なんだか無性に食べたくなる時があります。
今日、帰りに代々木駅前のマックに寄って買い物をしました。
お行儀悪いけど、ちょっとつまみながら帰ろうということで持ち帰りに。
商品を受け取って、『なんか手が洗いたいけど水道とかは奥に行かないとないかな』と店内を見回してもなさそうだったので、カウンター横の元来た通路に行こうとしたら、なんとそのカウンターの脇に水道がありました。
『良かった!ラッキー♪』
カウンターの端っこに紙袋を置こうとしたら、頭の後ろから
「なんだこのデブ!ぶつかったのに黙って行く気かよ!」
と怒気を含んだ男の声が・・・。
『なんだろう?』
声のした方に顔を向けると、すぐ近くのカウンター前にいたTシャツ姿の男性が、すごい形相で私を睨んでいました。
「なにぶつかってんだよ!!!」
と顔を見て怒鳴るので、まったく気づかなかった私はびっくり。
だって、何の振動もしなかったし、ぶつかったと言っても、たぶんTシャツで薄着のそいつに私のモコモコのダウンが当たったという程度だったと思います。
鞄は反対側だし・・・。
思わず「えっ?私ですか?」と聞き返すと、「そうだよ、てめーだよ!なにわざわざぶつかってんだよ!」と怒鳴るので、『わざわざぶつかるなんてあるわけないっしょ』と思いつつも、謝ろうと「ごめんなさ」まで言うと、また「ったくふざけんなよ!(以下略)」と怒鳴ってきたので、今度は、にっこり笑って大きな声で「気が付かなかったので、申し訳ありません」と謝って、頭を下げました。
さすがにそこまでされたらという感じで、目を落として「ったくざけんなよ」と吐き捨てるように言って終わりという感じでした。
それからその水道で手をゆっくりと洗ってから店を出ました。
30代半ばかそれ以上くらいで、顔の色が浅黒く、見るからにストレス溜まってます!みたいな感じでした。
だいたい、力いっぱいぶつかったとか、そんなことでもないのにちょっと触れたくらいでそんなに大袈裟に怒るなんて、心のキャパが全然ないんでしょうね。
かなり気の毒になりました。
面白かったのは、そんなに怒っているのに、言葉と言葉の間でスマホを見て画面をチャチャっとタッチしていたことです。
吹きださないようにするのが大変でした。
五日市さんに「人生がツキっぱなしになるルール」を教えてくれたイスラエルのお婆さん。
そして、そのツキがなくなってしまうのは、本当に簡単だとも教えてくれたお婆さん。
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「五日市さん、言ってはいけない言葉があるのよ。言っちゃうと、ツキが吹っ飛んじゃうの」
「へえ~、どんな言葉なんです?」
「まずはね、汚い言葉。“てめ一"とか“死んじまえ一"とか、“バカヤロー"、“クソックレー"とかね。そういう汚い言葉を平気で使う人というのはね。そういう人生を歩むのよ。だからきれいな言葉を使いなさい」
(講演筆録「ツキを呼ぶ魔法の言葉」より)
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彼が怒鳴っている間中、このお婆さんの言葉を思い出していました。
『ああ、これでこの人は今、自分のツキをどんどん無くして、それがその分私に来るんだわ』
目を吊り上げて、てめーと怒鳴っている男を目の前にしても、「怖い」という感情は一切なく、心から「気の毒」と感じてしまっていました。
まったくの他人にツキを分けて貰えちゃって、なんだか申し訳ないですね。
せっかくいただいたので、そのツキを手放さないように気を付けたいと思います。
それから、「人の悪口を言う」とツキは逃げて行くそうです。
自分の人生を肯定し、「ありがとう」「感謝します」を実践する。
たったこれだけの簡単なことなのに、なかなか実践出来ないのがツキを呼ぶ魔法の言葉の実践方法。
思い返せば、イスラエルのお婆さんだけではなく、幸せになるというのは、ある意味ひとつの意味しかないんですね。
今、生きていることが楽しいか否か。
生きていて楽しいというのは、嫌なことがないとかそんな楽園みたいな生活になることではなくて、何があっても大丈夫という強い自分になるという意味です。
そういう自分にならねば・・・。
最近、本当にそう思います。