あじゃみんのブログ

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DHCテレビ 山田社長の見解を検証する その1

青山繁晴参議院議員が、虎ノ門ニュースを降板することになりそうです。

DHCテレビの社長であり、虎ノ門ニュースのチーフプロデューサーである山田晃氏が、3月9日の青山議員の番組不参加について、こんなツイートを出しました。

 

【青山繁晴さんの3月9日出演休止について】
下記リンクよりご確認ください。
何卒ご理解いただけますようよろしくお願い申し上げます。

 

リンクを開いてみると、冒頭になぜこの「見解」を書くことになったのかの経緯説明がありました。

 

青山繁晴さんのブログをきっかけに当番組及び他の出演者への見当違いな憶測や批判が起こっておりますので、番組プロデューサーとしての見解を申し上げます。
まず、青山さんのブログに書かれておりました「番組の前半が後半と違うのは困る」というのは本当です。

https://dhctv.jp/information/2020-03-05-340970/

 

これは、今まで青山議員が国会の都合で番組に半分しか出られない時に後半はどなたかにバトンタッチして放送するというのが常だったのですが、今回も予算委員会で10時までは出られないため、政策秘書からそのように番組に話をしたら「番組の前半と後半が違うのは困る」と言われ、それ以上は何の説明もなかったため、その秘書さんはショックを受けたようだったので、番組の制作権は番組にあるので、そのまま受け取るように伝えたという趣旨のことを青山議員がブログに書いたものについて、たぶんファンから何か番組に批判があったのか、そのことで山田社長が切れたようです。

 

まず今回の決定につながるきっかけは、昨年9月23日、青山さんが番組をお休みされたことに始まります。
当時、放送2日前に青山さんの秘書さんから「議員が体調不良で月曜の出演をお休みしたい」旨のご連絡をいただきました。
これは大変ということで、青山さんには心配なくご静養頂くことをお願いし、急遽代打としてケント・ギルバートさんと門田隆将さんに事情を話した上で代打出演をご快諾いただきました。
しかしその夜に青山さんは自身のブログで、月曜の虎ノ門ニュースを休むのは仕事が多忙であるという旨の発表をなされました。
それならそうとはじめから正直にご相談くだされば良かったのですが、これでは「レギュラー出演者の体調不良」を理由にかなり急な出演オファーをした番組スタッフが嘘をついたことになります。

 

驚いた山田社長は、秘書に確認します。

すると本人からショートメールで以下の内容が送られてきたそうです。

 

「おやすみの理由は体調不良です。このまま身体を無視するなら半年くらいで死ぬと思います。ブログに体調不良なんて書けば大変なことになります。それで仕事の二文字を入れました。ポイントは、あくまでぼくの都合であることです。」

 

青山氏は政治家です。

政治家が体調不良を公にするのをはばかるのは、別にかばうつもりはないですが、当然ではないでしょうか。

青山議員がショートメールで限りがある中で書いた内容も(これが本当なら)確かにぶっきらぼうかも知れません。

でも、それならそれで、「青山さん、番組側としてはこれこれこうで、大変な思いをして代理の方をお願いしてるんです。その方に嘘をついたことになってしまうので、公表しても良いですか」等とちゃんと話をすれば良かっただけのこと。

 

山田社長の文章はこう続きます。

 

・・・「半年くらいで死ぬ」「体調不良なんて書けば大変なことになります」

正直呆れました。


今まで私たち番組スタッフは青山さんの議員活動に支障が出ないよう、最大限の配慮をしてきました。
代打でご出演いただいた出演者の皆様も、事情を理解した上で急なオファーを快く引き受けてくださいました。
だから番組を休むためにいまさらスタッフに嘘をつく必要など無いのです。
それにもかかわらず、スタッフは嘘をつかれ、それに振り回され、挙句の果てに子供でも言わないような嘘の言い訳をされたわけです。
「休まなければ死ぬ」ほど病状が深刻ならば、即刻入院されるべきです。

 

これはすごい印象操作です。

青山議員のショートメールを今一度見てください。

 

「おやすみの理由は体調不良です。このまま身体を無視するなら半年くらいで死ぬと思います。ブログに体調不良なんて書けば大変なことになります。それで仕事の二文字を入れました。ポイントは、あくまでぼくの都合であることです。」

 

「半年で死ぬ」と断言しているわけでもないし、体調不良をブログに書いたら騒動になるかも知れないから、「それで」仕事の二文字を入れました・・・と書いています。

「ポイントはあくまでぼくの都合である」と書いてあるのですから、「自分の側に理由がある、番組にはない」と読めます。

 

山田社長が言う問題のブログは、こんな短いものでした。

 

みなさん、ごめんなさい !

9月23日月曜の虎ノ門ニュースには、参加しないことになりました。
ぼくの仕事の都合です。
ごめんなさい !
せっかくの連休中の虎ノ門ニュースですから、サテライトスタジオに行こうと、いい感じで決めてらした方も多いと思うのですが、DHCテレビに無理を言って、一回、お休みにさせてもらうことに決しました。
その次の週は、今もう隔週制が定着しているわけですから、ぼくがそこに割り込むわけにいきません。
したがって、ぼくの次の虎ノ門ニュースは10月7日月曜の見通しです。

2019-09-21 08:00:23

https://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=1294

 

これが嘘をつかされたと言うほどの内容でしょうか。

「DHCに無理を言って」と、自分の都合でそうなったということも書いてあります。

確かに仕事と書いてはいますが、青山議員の支持者がたくさん見ているブログに体調不良などと書いたら、それこそ「番組に出られないくらい体調が悪いのか。大丈夫なのか」と騒動になったかも知れません。

別に他の出演者には「お立場上、ご本人のブログでは仕事となっていますが、体調不良のようです」と説明されれば済む話じゃないですか。

山田社長は、

些細なことのように思われる方もいらっしゃると思いますが、代打でご出演いただいた出演者も暇ではありません。
みなさんお忙しくされている中、「レギュラー出演者の青山さんが体調不良で困っている」からお時間を作ってくれたのです。
それが、体調不良は嘘で本当は仕事がたてこんでいるから休む、ということになればどうでしょうか?


とも書いているのですが、本人に確認しても、理由は体調不良だと連絡をくれているわけですから、嘘というのは、ちょっと理解できません。

疑問なのは、山田社長は、本当にこれだけを見て、「嘘をつかされた!」と怒ったのでしょうか。

青山議員がブログを読んでくれと言っているとは思えないので、日頃から内容をチェックしていたのかも知れません。

でも、それなら普通、気づくはずですよ。

 

上記のブログの数日前に私が思わず笑ってしまったタイトルのエントリーがありました。

 

わたしは寝る

もう限界だ。

 

どんな人にも、その方なりの限界があると思います。
その人なりの限界でまったくいいと考えるのです。

さらに、その人なりの、限界の限界の、そのまた限界の、これ以上はもうどうしたって無理、という極限があると思います。
これも、その人なりの極限でいいと考えます。

 

さて、不肖わたしは、とにかく任務と仕事が、非力なまま増え続け、何でもかんでも睡眠時間を削るしかない日々が、いったい何年続いたでしょうか。
十年じゃない、二十年じゃない、ちょっと想像を絶するのであります。

今朝、ある意味で無事に、つまり生きたまま、極限を超えました。
したがって今後、何がどうあろうと、ふつうの夜の時間に寝ます。

2019-09-17 08:29:46

http://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=1280

 

これを読むと、本当に体に限界が来ているということが伝わってきます。

つい先日も、番組に出演された時、顔のむくみが酷く、体調が悪いのが伝わってきて、結構みんな心配していました。山田社長は、実際にそういう姿も目の前で見ているのですから、本当に体調が悪い時があるというのはわかるはずです。

ましてや、昨年番組を休んだ頃は、上記のようなことを書かれているくらいですから、よっぽどだったと推察できます。

 

ブログを読んでいたのであれば、青山議員が本当に体調が悪いのではないかというのは、この文章から察することもできたはずです。

 

後日のブログで青山議員は、

 

これまでもやむを得ず、番組への参加をお休みすることは何度もありました。
ただ今回9月23日 ( 祝 ) は、かなり直前のお休み決定でした。
番組にも、視聴者のみなさんにも、ご迷惑をおかけしました。あらためて、ごめんなさい。

http://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=1300

 

と、冒頭で再び謝罪をしています。

こうやって、きちんと読めば、その当時の青山議員の体調不良は嘘ではなく、その後謝罪をして、自分に非があるというような内容を書いているのですから、今回のような半ギレの文章を書くきっかけになったとは、到底思えません。

 

では、なぜこんな文章を載せたのでしょうか。

それは、冒頭に引用した、「青山繁晴さんのブログをきっかけに当番組及び他の出演者への見当違いな憶測や批判が起こっておりますので、番組プロデューサーとしての見解を申し上げます。」の部分に関連していると思います。

 

その2