武漢熱が猛威を振るう中、オールドメディアでは相変わらずの煽りっぷりや、楽観的過ぎるコメンテーターの意見やら、悲観的過ぎるコメンテーターの意見やらで錯綜しています。
また、デマ情報も色々と流され、こういうみんなが大変な思いをしている時に面白がるバカに翻弄された人も出てきています。
うちにはテレビがないので、不必要なコメントを垂れ流すオールドメディアの情報は遮断されています。情報をどこから採ればいいのかと思っていたら、青山繁晴参議院議員がブログで刻々と状況の投稿をしてくださっています。
情報は刻一刻と変わります。
時系列で読めば、状況をきちんと把握できるにも関わらず、その時点で自分が持っている情報と違うということで、嘘つき呼ばわりしている人がいました。
そういう人が政治評論家とか言っちゃうんですから、困ったもんですよ。
疑問に思ったら自分で調べたら?って感じです。
ツイッターとか短文しか読まなくなった弊害ですね。
青山さんが議員になられてから、本当に国会議員てちゃんと国民のために働くんだというのが見えるようになりました。青山さんだけということではなく、元々そうだった議員さんもよく分からないまま評価もできなかったのが、護る会が出来て以来、賛否はあろうとも可視化されたことは良かったと思います。
以下は、青山さんのブログから、武漢熱についての動向のみ抜粋したものです。
要約しているため、文章の書きぶりは原文通りではありません。
青山繁晴氏のブログ「青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road」より
1月29日20時31分投稿
タイトル:大切な情報ふたたびその1
武漢から救出された206人の同胞をめぐって、「多くのひとを自宅に帰すなんて」「2次感染で国民を危機に晒して安倍政権は平気なのか」という趣旨で凄まじく激怒なさるコメントが、この地味ブログに殺到と言いたくなるぐらいの勢いで来ている。
NHKなどのオールドメディアの情報はそうなっているようだが、全くの間違い。
1月29日の夜7時半ぐらいの段階で確認した限りでは、自宅に帰ったのは、206人のうち、ちいさなお子さん、ただひとり。
そしてこのお子さんは、しっかりと、良き意味で管理されていて、仮に潜伏期などの問題を考えても2次感染に繋がる怖れは非常に低い。
他の方は、一部が指定病院に入院なさり、大半のかたは政府が用意した、東京から遠いホテルにいらっしゃいます。場所もホテル名も分かっていますが、記しません。
そしてこのホテルもいつまでも使うのではなく、政府管理の宿舎に移っていただく方針も、先ほどの非公式会議で決まりました。
これから二晩かけて帰ってこられる440人ほどの同胞についても、上記のようになることが決まった。
1月30日7時13分投稿
タイトル:たいせつな情報ふたたび その2 (訂正しました。確認されているのは→確認されていないのは)→新しい発表によりひとこと追記しました
1月30日木曜の午前6時に、ふたたび政府の内部に確認したところによると、前夜確認した段階では、成人の会社員2名が検査を拒んでいたため、政府による説得が続いているという状況だった。
結局、説得に応じずに最終的に帰宅されたため、帰宅者は3名となった。
(ブログ主注:後日、検査を受けたいと申し出てきたようです)
それ以外の方は、12人が入院、その他の191人は政府手配のホテルにいる。
「帰国された同胞の人権を守りつつ、同意を得て、武漢熱の最長潜伏期間とみられる2週間の隔離」を、総理への直接の要請も含めて政府の各所に求め続けている。
朝も政府高官に対し、「検査を拒んで帰宅されたおふたりについても、チャーター機に搭乗される前に、帰国時に検査を受けることの同意を取り付けましたか」と質問した。
答えは、
(1)搭乗者に全員、帰国時の検査に口頭で同意してもらったと考えていた。
(2)しかし文書による誓約書などを取っていなかった。そこを反省している。
(3)そのため、チャーター機第2便から、そこを改善した。
(4)第2便以降は、帰国時の検査に事前同意なさらない方については、搭乗いただかない方針を決めた。
とのこと。
最高意思決定者に対して、上記の「人権を守りつつ、同意を得て、2週間の隔離」を直接、あらためて求めたが、、最高意思決定者は非常に強い調子で「法に定めがないことはできない。最善の監視態勢を執ることで、感染拡大は実行力を持って防ぎます」と答えた。
それでも、ずっとこの働きかけを継続している。
政府は当初、ほぼ全員を借り上げたホテルに入っていただくという発想がなかった。
チャーター便による帰国者のうち、熱があったり、咳が出ていたり、下痢していたり、武漢熱のウイルスは検出されなくても異常のある人だけ、病院に入ってもらえばいいという考えが基本だった。
それに比べれば、ずいぶんと改善し、前進している。
チャーター機第2便は、日本時間午前8時54分に着陸予定だという連絡を、午前6時03分に受けた。
1月31日10時15分投稿
タイトル:大紛糾その1リアルタイム速報
自由民主党の対策本部での発言。
(1)現在は武漢熱を2類の指定感染症に指定しているが、これでは検疫、検査も充分にはできない。
1類にすれば、検疫、検査、措置入院などいずれも強制的にできる。
1類の病気は、法で指定されているが、逆に言えば、法改正をすればできる。
直ちに法を改正し、武漢熱をエボラ出血熱などと同じく1類に指定するしかない。
(2)あくまで冷静に対応せねばならないのはもちろんだ。
そのうえで、武漢熱は、その発生源を含めて疑問が解消されず、病態も、ウイルスがしっかり入っていても症状が全く出なくて、どんどん広がる場合があったり、潜伏期間も含めて、これまでのコロナウイルスと違う未知のウイルスである。
発生源の疑問も、そこに繋がって考えている日米の医師、研究者もいる。
【実際には、発生源の情報もしっかり話しました。この部分は、オフ・ザ・レコードの情報です】
(3)また致死率は低いんだとしきりに言われるが、武漢はほぼ東京の規模の大都市だ。東京で200人を超える死者が出ていて、致死率の数字が低いから大したことがないと、誰が言えるだろうか。
(4)以上を総合すると、立法府の努力ですぐに法改正を行い、1類の指定感染症にして政府が動きやすくすること、そして邦人救出、邦人の帰国を除き、中国からの渡航は、差別では決してなく、今からでもすべて、全面的に停止すべきだ。
1月31日 10時40分投稿
タイトル:大紛糾その2初めて護る会の行動に触れました
対策本部での2回目の発言
護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 / JDI ) が厚労大臣に「ワクチンの作成を急ぐここと」などの申し入れを文書で致したとき、官の側からも「ワクチン株はもう持っている」という説明があった。
国民が新しい危機に直面している、数字上の致死率は従来のインフルエンザと変わらずとも、未知の危機ですから、あえて護る会の活動にも触れて、「日本の厚労省はもうワクチン株を持っていて、ノルウェーの研究機関と協力してワクチンの開発を急いでいます、という回答が護る会にありましたが、それからかなり時間も経っている。今回のウイルスは変異が早く、現在の弱毒性もいつ強毒性に変わるか分からない。ワクチンの作成の現況を厚労省は、この場で教えてください」と求めた。
他の議員の発言が続いているため回答はまだである。
1月31日 15時16分投稿
タイトル:大紛糾その3はい、そこまで責任を持って言うのです。
このエントリーは、いわば速報として、いちばん大事なポイントをまず、ふたつ。
(さきほどの問いに)対し厚労省は、この自由民主党の正式な会合の席上でも、「ワクチン株を確かに持っています。国際連携にて、ワクチンの作成を急いでいます」と回答。
また、「邦人の救出、邦人の帰国を除き、中国から日本に渡航することを全面的に止めるべきだ」と発言したことに対し、他の議員から「え、そこまで言うのか」という雰囲気も一部だがあったが、法務省は「入管法第5条に、日本にとって好ましくない入国を止められる規定があります。感染症対策の重要性に鑑み、中国からの入国が国益を害することに当たるかどうか考えます。明らかにフェーズ(局面)が変わりましたから」という、ちょっと驚くほど積極的な回答を述べた。
実行されるかどうかは、最後の政治決断を含めて、まだ分からないが、発言した意味はあったと考える。
2月1日(午前)3時55分投稿
タイトル:大紛糾その4事実のなかに生きる
対策本部の内容について「大紛糾」というタイトルを冠しているのは、会の冒頭から、「なぜ検査、検疫や、必要な隔離がきちんとできないんだ」と口々に烈しく迫る議員の側と、言を左右にする官僚の側が、ぶつかり合って、怒号が飛び交うような会のスタートになったから。
(前のエントリーの)必要な検疫、検査、隔離ができていない問題については、現在、2類の指定感染症になっていることを改め、1類に引き上げることが最善の解決方法だとの提言について、2時間に及んだ会の最後に、党対策本部の田村憲久本部長 ( 元厚労大臣。いつもほぼ完璧な国会答弁をなさっていました。厚労行政の本物の専門家と言えると思います ) が「1類に引き上げるという法改正に、できるだけ早く取り組もう」と議員に呼びかけた。
ワクチンについて、改めて厚労省に問うた際、「最初はワクチンの株が取れませんでした。しかし、まもなく、国内の発症例から、二、三の株を取り出すことに成功しました。青山さん ( 原発言は青山先生 ) の仰ったとおりです。日本はMERS ( 中東呼吸器症候群 ) のワクチンを作っている国際機関に拠出もしているので、そことの連携も含めて、このワクチン株を活かして、一日でも早く新型肺炎に対するワクチンを作成するよう努力しています」との回答があった。
別の議員から「国際機関などと言っていないで、さっさと自力でワクチンを作れ」という厳しい指摘もあった。
それも理解できるが、厚労省が既にワクチン株を持っていることを、こうした平場でもきちんと認めたことは評価する。
また、武漢熱のウイルスは変異が非常に早いらしいという懸念を考えると、現在の弱毒性が強毒性に一変することにも備えねばならない。
現在、ワクチンも治療薬もない。
武漢熱の初期の頃、ぼくの見解は、ありのままに言って、ほかの議員やお医者さまらの一般的な見解とは違いました。
大袈裟な・・・と面と向かっては言われないまでも、そのように受け取られていました。
現状はどうでしょう。
世界中が重大なクライシスとして、捉えています。
WHOについても、ぼくは非力ながら、ずっと以下のように警告を致していました。
「中国が陳馮富珍 ( マーガレット・チャン ) という香港衛生局長だった女性医師を西暦2007年1月から2017年6月の10年半にわたり、WHO事務局長に送り込んでから、実質的にWHOは中国支配が続いている。中国国内でヒトからヒトへ感染し死者も出た鳥インフルエンザの情報もろくに出なくなった。WHOは、もはや当てにならない。WHO緊急事態宣言を見送っている(当時)のは、武漢熱が深刻ではないためではない。中国の圧力だ」
そしてぼくは、「やがて武漢熱の深刻さが世界に伝わるようになり、WHOは遅ればせに緊急事態宣言を出すようになるだろう。日本政府は、厚労省をはじめ、WHOを基準にしちゃいけない。WHOを当てにするな」と、不肖ながらずっと警告していました。
現状は、そのようになっています。だから別の議員が指摘なさったように、WHOに限らず、国際機関はさほど当てにしない方がいいです。
一方で、国際連携は有効です。
厚労大臣に、護る会がいち早く申し入れたとき、厚労省はノルウェーの研究機関との連携も強調していました。
アメリカとの連携を含め、国際連携を活用しつつ、自力での開発も急ぐという姿勢で行くべきです。
アメリカは、この異様なウイルスの正体を、いちばん知っていると思われます。
アメリカを当てにせよという意味ではありません。
日本国民も常に大きく負担している日米同盟を、きちんと活かせということです。
武漢熱クライシスは最初から、まごうことなき安全保障問題でもあるのです。