そして先ほども触れさせていただきましたが、コロナ禍で経営状況が非常に悪化している経営主体を守り、また生活に今、本当に困窮されている方々をお支えするために必要な財政出動を行わなければなりません。
一刻も早い補正予算の編成、そして成立を目指してまいります。
それから、先ほど全世代の安心感の創出と申し上げました。この全世代の安心感の創出というのは日本の活力に確実につながってまいります。
自由民主党がお約束した3歳から5歳までの幼児教育の、また保育の無償化、それからまた高等教育の実質無償化というものが実現したばかりでございますけれども、さらにわたくしは待機児童の減少、それから病児保育の拡充、また、多子世帯、お子さんが多いご家庭の支援の充実に向けた取り組みを進めさせていただきます。
また、介護や育児をしながら働いておられる方非常に多くございます。この方々のためにベビーシッターや家政師、家事支援職の利用につきまして、いずれも国家資格化をした上で、この利用代金の一定割合を税額控除の対象とする、これは、わたくしがどうしてもやりたいことでございます。
まぁ、これまで国家資格ではございませんでした。
調べてみますと、これは厚生労働省の省令改正で国家資格にすることはできます。
それほど時間のかかる問題ではございませんので、できるだけ、ベビーシッター、また家政師の活用がしやすい環境をつくってまいりたいと思います。
また税制では、今、本当にお困りの方、一生懸命働いておられるんですが、低所得であるという方を対象に麻生内閣の時に最初に発案されました給付つき税額控除というものこれは実行していきたいと思っております。
あわせまして最近非常に災害が多くございますので、災害損失控除というものを新たに導入させていただきたいと思います。
それから私自身も経験をしたのですが、わたくしたち女性は生涯を通じてホルモンバランスの影響を非常に受けやすい。
それから、ある一定の年代になるとかかりやすい難病というものもございます。
この、ホルモンバランスの影響を非常に受けやすい、それも小さい頃からあの年を重ねていっても受けやすい女性の健康をサポートする女性総合診療科の普及、そして、それに即した医療人材の育成を進めてまりいます。
また、痛みがなく被曝することがないマイクロ波マンモグラフィー、すでに開発をされております。これが一刻も早く普及しますと、わたくしたち女性もあの「あぅ~」という痛い乳がん検診に耐えるのが辛くて、検診を先送りしてしまうということが減っていくんだろうと思いますので、一刻も早い普及に向けて、応援もしたいと思っております。
また、医療、保健、福祉、教育の現場で活躍していらっしゃる方々の処遇改善、これはしっかりと行なっていかなければ、良い人材が豊富に集まるということはないと考えております。
それから、情報通信機器に不慣れな方を絶対に取り残さない行政サービスに必要なサポート、これも進めてまいりたいと思います。
それから、総務大臣時代に着手をして、今、武田大臣も一生懸命やってくださっているし、法務省も頑張ってくださっておりますが、インターネット上の、要は権利侵害情報、例えば、侮辱ですとか、名誉棄損ですとか、脅迫、著作権侵害も含まれます。
こういったものを減らすための取り組みを強化してまいります。
それからご高齢の方や障がいをお持ちの方の家庭ごみの戸別回収、これを支援するための特別交付税というものを昨年の3月に創設いたしました。
⑥に続く