朝、ニュースをチェックしていたら、こんなのがありました。
NTTドコモの決済サービスである「ドコモ口座」(口座と書いていますが、いわゆる電子決済なので、PayPayなどと同じようなもの)を不正に利用して、提携先の銀行からお金が勝手に盗まれる(引き出される)という事件が発生しています。
今、提携17行(実際に被害にあっている銀行を含む地方銀行)との提携を中止して対応しているようですが、その他の提携先にはみずほ銀行やゆうちょなどの大手もあります。ドコモ口座と提携先銀行の紐づけを行う際に一切本人確認がいらないので、「名前」「口座番号」「暗証番号」を何らかの方法で入手し、ドコモ口座を開けばそこから提携先銀行と紐づけして勝手に決済サービスを使われてしまう。
大手は引き出しをする時に二段階認証などがあるので、万が一不正にアクセスがあったとしても、被害に遭う可能性は低くなるようですが、こんなことがあったのにストップしていないのは結構怖い。
問題点は、被害者にはドコモ口座の有無は関係なし
この犯罪は、被害者にはドコモ口座の有無は関係ない。
提携先の銀行との取引情報が分かれば(これはランダムに情報を組み合わせて作成するなどもあるらしい)、犯人が本人確認の必要のないドコモ口座をフリーメールで作り、提携先銀行との紐づけを本人確認が必要なく行うため、被害者がドコモ口座を使っていなくても起こってしまう。ドコモ口座を持っていないからといって、安心はできない。ドコモ口座の提携先銀行に口座を持っている人は誰でも被害に遭う可能性があるので非常にやっかい。
大騒ぎになっていないのが不思議なくらい怖いニュースなんですよ。
現在、口座登録(紐づけ)と口座の変更の受付を停止している銀行は以下の通り。
・イオン銀行
・池田泉州銀行
・大分銀行
・紀陽銀行
・滋賀銀行
・仙台銀行
・第三銀行
・但馬銀行
・鳥取銀行
・北洋銀行
・みちのく銀行
・伊予銀行
・東邦銀行
・琉球銀行
ただ、既にドコモ口座と紐づけがされている場合は、そのまま決済サービスを利用できるとのこと。本当に大丈夫なんでしょうか。。。