緊急事態宣言の延長について、安倍総理の会見を見ましたが、青山参議院議員がブログで書いていた、「限定版の延長」という印象はまったく受けませんでした。
もちろん、今後について具体的な言及も多かったとは思いますが、結局1か月延長という点ばかりが見ている人に伝わってしまったようです。
ただ、14日に再度判断して大丈夫だったら月末を待たずに解除というのは伝わったと思います。
残念ながら、それをポジティブに捉えた人は多くないと思います。
そうやったけど、どうせ延長だろ?みたいなコメントが多かったですね。
今までの補償内容を繰り返し、具体的に上げたのは良かったのですが、これ以上国民に協力を仰ぐと言っておいて「追加の対策を検討」では、絶望してしまった人もいたかも知れません。
「自殺者出るな」というコメントもあり、私もそう思いました。
人は追い詰められるとネガティブな事柄にしか意識がいかなくなるものです。
本当は、日本には生活保護もありますし、今までの補償を組み合わせたりすればなんとか生きていけるようになるとは思うのですが、事業をやっている人からすれば、なんとかいう補償が8月から(←この発言は間違いだったようです。正しくは5月8日から。さすがに8月はないわーと思っていたので、良かった。プロンプターの読み間違えだったようです。ていうか、それくらいは覚えてよ安倍ちゃん)。入金なんて5月の初めに言われたら、そんなに持たないと思ってしまうでしょう。実際には、一番早くて5月8日からとのことで、とりあえず事業を再開した上で、支払い猶予などを活用し、入金されるまで凌ぐということが可能だと思うのですが、そういう風に冷静に判断できなくなるから自暴自棄になって命を絶ってしまうわけです。
もたないと思ったら、要請なんですからお店を再開していいと思います。
実際、別の番組でまともな解説をしていた方の説明を聞いたら、延長なんて不要じゃないの?という感じでした。
メディアが絶望をこれまで煽ってきたツケが人々の気持ちの中に恐怖心を植え付けてしまっていると思います。
ちゃんと見れば、確実に良い数字に変っているのに、なかなかその点を解説する番組がなく、相変わらず検査しろ検査しろです。
これから専門家会議の説明もあるようなので、そこもちゃんと聞いていきたいと思います。