決してふざけて書いてあるわけではないけれど、引き寄せの法則本を読んでいた時に「えー」と気になったことはあります。
それは「すべて自分の思考が原因」で何事も起こるということから、事件や事故、災害などに遭ってしまったのも、過去の自分の思考が引き寄せたというもの。
この点に関しては「非常に不愉快」とコメントをしている人もいました。
確かに「なんでもポジティブ!」なんてノー天気な感じで、そんな不幸もみんなあなたの責任と言われるとカチンとくるし、被災者のご家族には間違ってもそんなこと言えませんよね。
そんなのは言わなくていいのに・・・と思うようなことがはっきり書かれていて、私自身もちょっと前なら「不愉快」って思っていた部類に入ったような気もします。
それ自体を肯定するとかではないのですが、今まで生きてきた長い年月で「原因」と「結果」は常に一対だし、「運命」とか「宿命」とかそんなのは多かれ少なかれみんなが持っているものだと思っています。
死んだら終わりと思っている人は笑うと思いますが、人は生まれてくるときに自分と同じ境涯の人を親と選んで生まれてくるって言いますよね。
確かに自分の人生の傾向を見ても、知り合いのを見ても、全部同じとかそんなのではなく、やっぱり親子だから似ているのかな?でも、大人になってからのことなのになぜ?と思うことがあります。
小学生の頃、同級生のお母さんがあまりにも若いのでびっくりして「何歳?」って友達に聞いたことがありました。
10代で彼女を産んでいたのですが(それはうちの母も同じですが)、それから離婚して・・・というのです。
その子も高校を卒業した後、すぐに同級生と結婚して、子供を産んで離婚。
みんな「親と同じだね」って(悪いけど)噂し合ったのを覚えています。
こんなのはほんの一例で、こういうのは左右見回しても結構多いんですね。
普通「反面教師」なんて言いますけど、全然反面にならない人が多いんです。
殻を破らないと、たとえ一見「良い方」に行ったとしても次から次へと色々なことがあり、それこそ正負の法則で、イコールでしか生きられない。
とはいえ、そうじゃない人というのも確かにいるんですね。
究極の幸せというのは「何があっても大丈夫」という人間になることだと昔言われた話は以前から書いてますけど、確かにそうなんだとこういう諸々を見て、引き寄せだのという考え方を学んでから思います。
引き寄せだの言ったって、人生に悪いことがまったく起こらなくなりますよーなんて言っているわけじゃないので、本当に単純に「考え方」を変えるというだけで、こんなに日常が変わるというのは、「それは言わなくていいんじゃない?」ってことがあったとしても、生活に取り入れたい考え方です。
とはいえ、イメージの仕方とか感謝・感謝と連呼されると身に着いたネガティブ思考回路にスイッチが入りそうになるのはなかなか止まりません。
うさんくさーいって、本当に人間てネガティブ(笑)
うまくいっている人はノー天気に顰蹙を買うようなことを言いがちですけど、受け止めるこちらも「その意図」を汲んで、良い方に受け止められるようになれば、きっと良いことが起きるのでは?と最近は思っています。