引き寄せの法則とかいう言葉を聞いて、スピリチュアルなことかと思っている人や「法則」なんて胡散臭いって思う人、多いのではないでしょうか。
まぁ、こういうこと書くのって、自分がそうだからってことが多いのですが、実は私もそうでした(笑)
私がこの言葉に出会ったのは、1年以上前のことなのですが、きっかけは会社でのある出来事でした。
派遣で入ったその会社は、外資系の化粧品会社で、私が担当することになった部署にNさんという女性がいたのです。
Nさんは、オフィス以外の仕事も多いので、あまりオフィスで会わなかったというのもあったのですが、たまに会うとちょっとおしゃべりをするくらいの仲でした。
Nさんは、当時マネージャーのデスクに部署の人たちで撮った写真が飾られていたのですが、ある程度ベテランという年齢の女性にある、ふくよかな方で、かといって、よくあるドドーンと太っているという感じでもありません。
まぁ、職業柄綺麗にしているから、汚くはまったく見えないけど、誰も疑うことのないおばさん体形だったわけです。
ある日、仕事のことで別の場所にいるNさんとメールのやり取りをしていたのですが、ちょっと雑談チャットみたいになった時、「あじゃみん、あまり会わないから気づいてないと思うけど、私、10kg痩せたの」と書いてきたのです。
確かに、最近会う機会ないから、全然気づかなかったけどぉ~10kg?!なんてびっくりしていたのです。
それから1週間くらい経ったある日、無料のベンディングマシーンでお茶を入れていたら、「あじゃみん」と声を掛けられたので振り向いたらNさんが立っていました。
「あ、Nさん、久しぶり」
そういって目をやると、なんかパンパンといった感じだった洋服がすっとしていて、見た目で痩せたのがわかりました。
「ほんとだぁ~、すごい痩せてる!」
思わず声に出していうと、「実はこの前メールしてから2㎏痩せて、12kg痩せた」とニコニコして言ったのです。
「12kg?!どうやったの??」
まったく何ダイエットすればそんな短期間で12kgも痩せられるんだよ!と思った私は切実な感じで聞きましたがNさんは「うふふ」と笑って去って行きました。
「もー、教えてくれてもいいのにー」
そんな感じでしたけど、まぁ、うらやましいというだけで、まさか自分はそんな風にダイエットする気にもならないし、まぁ、いっかとまた仕事に戻ったのでした。
しかし、その後も彼女はどんどん痩せていき、結局22㎏の減量で、あの写真の彼女は見る影もなく、別人のようになりました。
もともと綺麗にしていた方でしたが、ますますお洒落やお化粧にも磨きがかかり、素敵な大人の女性という印象を振りまく人になっていきました。
そうなると周囲の女性が黙っていません。
綺麗に痩せた彼女を見て、大騒ぎでした。
「どうしたら痩せられるの?教えてぇ」
口々に言いますが、Nさんは「ホホホホ」と笑っているだけで、どうして痩せたのかという話はしなかったのです。
元々真面目な人だから、きっとストイックにやったんだろうなぁ~なんて思っていたんですよ。
ところが、一緒にご飯を食べることになった時が何回かあったのですが、お酒は飲むし、炭水化物だろうがなんだろうが、ガンガン食べて、別に何かを控えているとかそういうのもなさそうでした。
もう、そこまで痩せたから気にしていないのかなとも思いましたけど、リバウンドとか考えたら、そんなにガンガン食べられないと思うんですよね。
不思議で不思議で、仕方ありませんでした。
またどれくらいか分かりませんが、数週間くらい経ったある日、やはりメールのやり取りをしていた時に何故だったかは忘れてしまったのですが、「Nさんどうして痩せたか教えてくれないからなー」みたいなことを私が書いたら、しばらくして来た返事に「わかった。あじゃみんにだけ教えてあげる」と書いてあって、狂喜乱舞。
でも、そこに書いてあったのは、食事制限でも運動でもなく、ある本の紹介でした。
「Kさんに紹介されて読んだ本なんだけど、考え方を変えるだけで、どんどん痩せていったの。信じられないかもしれないけど」
そう書いてありました。
本の題名は「こうして思考は現実になる」著者パム・グラウトでした。
これが、私と引き寄せの法則の出会いでした。