普段、恋愛映画なんてまったく観ることもなく、ホラー及びサスペンスの(観る)女王であるワタクシ。
エンドレス・ラブなんてタイトルの映画、普通は観ないですよ、ええ。
でも、新しい映画でもないのに何度もトップページに上がっているので、もしやこの映画はなにやら怖い要素がある映画なのかも?・・・と思ってあらすじも見ず、とりあえず鑑賞開始。
とっても可愛い女の子とその彼女にホの字の男の子が出てきて、卒業式を迎えている様子。男の子(ディビッド)が3年間も片思いをしているのが分かる。
一方、女の子(ジェイド)も彼の視線を感じて、格好いい彼に惹かれてしまう。
・・・ん?
ジェイドは、兄をガンで亡くし、そのショックからなかなか立ち直れずに高校での生活は勉強のみに費やし、友達をひとりも作らず孤独に過ごしていて、医大にみごと合格したので心臓外科医の父親も彼女に自分の跡を継いで欲しいと願っているが、ディビッドが出てきたことで、なにやら雲行きが怪しくなってくる。
母親のアンは、青春を謳歌するようになった娘を応援するが、父のヒューは内心穏やかではない。
・・・ん?
とまぁ、こんな感じで話が進んでいくのですが、いつまで経っても何かの劇的な展開などはなく、ロミオとジュリエットばりに身分違いの恋が引き裂かれそうになりながらもふたりの愛は永遠だったみたいな感じで終わってしまった。
くそっ。
最後に家がろうそくの不始末で焼けてしまうというのはあったけど、誰も犠牲にもならず、あってもなくてもどうでもいいエピソードでした。
昔の映画のリメイクだった
こんなひねりもないどうでもいい内容の映画を久しぶりに観たので、逆に気になって思わず検索したら、このエンドレス・ラブというタイトルで出てきたのは、遠い昔のブルック・シールズ主演のエンドレス・ラブという映画だった。
1981年の公開当時のブルック・シールズの美しさといったらあーた、もうこんな綺麗な子いるんだ!っていう感じだったのですが、私が観た2014年のエンドレス・ラブは、そのブルックが主演したエンドレス・ラブのリメイクだったんです。
とはいえ、ブルック主演の方は、結構内容が変わっていて、最初はジェイドとディビッドの仲は両親公認だったのですが、若いふたりがえっちなことをしてしまったのを父親に見つかり激怒され、追い詰められたディビッドはジェイドの家に火をつけて「これで彼女を救えば見直してくれるかも」というおまぬけな動機だったもんだから、ちょっとした火事で終わるはずが家は全焼。
当たり前ですが警察に捕まって病院送りとなりました・・・てな感じで、今回観たものよりは馬鹿さ加減において一歩上を行ってました。
あと、この映画で死ぬのは兄ではなく、お父さんでした。
また、今回の映画について調べている時にわかったのが、邦題で”17歳のとめられない純愛”なんてサブタイトルがついていたんです。
でも、アマプラにはそんな表記がなく、最初に出てきた父ちゃんを観て、「このおっちゃんがきっとサイコパスなんやろ」と思って我慢して観てしまったのですよ。
私の時間を返してくれ!