レトロな喫茶店で懐かしのクリソを楽しんだ後、そろそろ晩御飯の場所に行こうと商店街を抜けたところにある「囲炉茶屋(いろりちゃや)」へ向かいました。
ここは人気のある店らしく、カワンさんが「鯵のお茶漬けが気になります」というので見ていた店でした。
ウェブで見ると結構な人気店らしいので、並ぶのが嫌いな私はどうかと思っていたのですが、案の定もう結構な人数が店の前に並んでいました。
予約は4名からしか受け付けてくれないので、2名だった我らは待つことにしたわけです。他の店もよく分からないし、探すのも面倒くさいですしね。
外観の写真は散策している時に撮ったので並んでいませんが、この店の周りに何人も立っていて、入り口の中にも椅子があって、そこにも数組待っていました。
30分くらいと言われたのですが、その後「ご相席でよろしければ」というので、「全然かまいません」と言って、2階の部屋に案内されました。
部屋の真ん中に大きなテーブルがあり、掘りごたつ型だったので座敷が苦手な私は安堵。
ちょっとビルが邪魔でしたが海も見える部屋で、なかなか良い感じでした。
隣の相席のお客さんは、20代前半くらいの女性ふたりだったのですが、何かの刺身と天ぷらの盛り合わせのみ注文。
『面白い夕食だわねぇ』
と思いつつ、まぁ、人の勝手だしと気にしないで自分たちはエビスビールに刺身と干物のセットになっている定食を頼みました。
鯵のお茶漬けも惹かれていたみたいですが、全部鯵ですからね、もうちょっと楽しみたいってことで、カワンさんはおにかさごの干物とお刺身定食、私は金目鯛の干物とお刺身定食をチョイス。
面白かったのは、料理を待っている間に隣の女子ふたりは何かの振り付けの練習なのか、わりとガチで踊っていたんです。
さすがに立ち上がったりはしませんでしたけど、向かい合わせで掛け声をかけながら、腕をブンブン!と振って、ついでに首も振りながら一生懸命練習していました。
隣のおばさんふたりには目もくれず、まるでふたりしかいないみたいに大きく手を振って踊っている様は、私たちは透明人間なのかと錯覚するくらいの大胆さでしたよ。
不思議ちゃんふたりは、持ってこられた刺身と天ぷらを「キノコはあげる」とか譲り合うというより押し付け合ってさっさと食べて出て行きました。
我々は、エビスビールを堪能しつつ料理を待って、15分くらいで運ばれてきた美味しそうな定食をしっかり味わって堪能しましたとさ。
刺身なんて肉厚で大きくて、しっかりした干物も美味しく、これで2,860円だったかな。これなら文句ない!って感じでした。
駅から5~6分くらいなので、お勧めですよ。