日本橋 うしやまの閉店まであと半月。
昨日は、カワンさんと一緒に行ってきました。
また別の場所で心機一転というのは決めていらっしゃるようなので、前向きな閉店ということでホッとしました。
社会が変わって、仕事帰りの人が大半だった日本橋を離れて、別の場所で再開するようです。
ただ、跡取りの息子さんや従業員の皆さんは別のお店に行くことが決まっているので、親方と女将さん2人の小さなお店になるようです。
先付は、秋の果物とサーモンのリンゴ酢和えでした。
さっぱりして酸味もやわらかく美味しかった。
前菜も秋の装い。
銀杏や蓮根チップがカリカリで、ホタテの焼いたのもシンプルな味付けで美味しかった。子持ち鮎も塩味が強めでアクセントになっていました。柿の器内は、イカの塩辛だったので、カワンさんに食べていただきました(笑)
秋ですねぇ・・・。
松茸の土瓶蒸しは、中の具というよりお出汁を楽しむ感じですが、この出汁がもう最高に旨い!すだちをたっぷりかけていただきました。
お造りはいつもの3品で、本わさびが添えられて新鮮で美味しかった。白身の魚はなんだったか忘れましたけど(笑)、歯ごたえがあって良かったですよ。
お凌ぎの手打ち蕎麦を挟んで、焼き物はかますの塩焼きでした。
塩焼きも美味しいのですが、横に添えてあるほうれん草と椎茸の菊花和えがさっぱりして、塩味が強いかますにピッタリでした。
煮物は秋刀魚のつみれでした。太いしめじがアクセントになっていたのと、春菊のほろ苦さが絶妙に合っていましたよ。カワンさんはこの煮物がお気に入りだったようです。
最後の月ということもあって、別料金の天ぷらも頼んでみました。
最後の最後に出てくるものなので、大きさも種類もちょうど良い組み合わせでした。天つゆついてましたけど、塩でも良かったかな。
実をいうと、普通に炊いたいわゆる「栗ご飯」は大嫌いなんです。
栗は大好きなんですけど、栗ご飯になるとダメ。
でも、うしやまの飯蒸しはもち米なので、もちもちした触感のごはんと小さめに切った栗がマッチして、とても美味しく頂けました。
赤だしのパンチの聞いたお味噌汁も相性ばっちり!
デザートは、抹茶のくずもちと黒蜜のアイス。
どんぶりで食べたいという名言(?!)が飛び出した黒蜜のアイスクリーム。甘すぎず、抹茶のほろ苦さと相まって、最高に美味しかった。
皆さん、まだ間に合いますよ!
この素晴らしい味をぜひ楽しんでいただきたいです。
金曜日などは結構埋まってしまっていますが、平日はまだ空きがあると思います。
予約は、03-3275-9475まで!