あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

映画:空母いぶき(ネタばれ気味)

2019年5月に公開された日本映画「空母いぶき」

アマゾンプライムで偶然見つけたので鑑賞してみました。

戦争映画っぽいのは基本観ないのですが、なぜ観てみたかというと、上位レビューがあまりにも悪かったからです(笑)

「史上最悪の左翼映画」とか書かれていたので、興味をそそられたのもあります(笑)

どうやら、この空母いぶきというのは、漫画が原作で、その漫画は「中国の脅威」に立ち向かう日本国、自衛隊を描いているようなのです。

読んでないのでWikiの情報だけですが、中国の工作員が尖閣諸島の南小島に上陸するという事件発生から、中国の日本侵攻に立ち向かう自衛隊、そこにある問題点などを描いているようです。説明文だけ読んでも、時事ネタとして読んでみたいと思わせるものでしたが、映画はまったくの別物

以前、名前だけ使って日本をディスりまくっているアニメ映画「日本沈没」の話を書いたかどうか忘れましたが、その路線のようで、2021年1月現在で累計670万部発行の人気漫画「空母いぶき」という名前を使っただけの、非現実的なファンタジー映画になっていました。

そういえば思い出したのが、公開当時、総理大臣だった安倍晋三氏の病気「潰瘍性大腸炎」を揶揄するようなシーンがあることで、これを実際に総理を演じた佐藤浩市さんが「すぐにお腹を壊す役にしてもらった」と発言したのが問題になっていた記憶があります。芸能人て左翼思想の人が多いので、それ自体は驚かないのですが、それを許した時点で監督のスタンスもわかりそうなもの。いくらなんでも人が苦しんでいる難病を揶揄するのはどうなのか・・・。

町はクリスマスということで、あるスーパーのシーンを入れてみたり、いぶきに同乗している記者の所属する出版社のシーンとか、ストーリーになくて良いシーンが満載で、硬派な映画なのかなんなのか、自衛隊と国会のシーンだけじゃ映画にならないということなのでしょうけど、ストーリーにほぼつながらない意味のないシーンばかりで、せっかくの艦内の緊迫感などがそがれてしまい、たぶん国家の危機に直面しちている自衛隊や国会と、そうとは知らずメリクリに浸っている町と「対比」したかったのは理解できるのですが、もっとなんか工夫できなかったのかと非常に残念でした。

この映画には、敵である中国も出てこないし、出来て3年くらいしか経っていない架空の小国が日本のこれまた架空の島を乗っ取るというのが発端になって、架空の国が侵略してくるのをどう阻止するかという非現実的な内容で、最後の最後で国連軍が応援に来るのですが、そこに中国の旗も見えたりして「アホか」と笑えました。

もちろん、専守防衛という憲法上の制約があり、自衛隊員に犠牲が出て初めて応戦となるなど、自国の人間を「犠牲」にしないと何もできないという国家としてあるまじき状態であることなどは描かれているし、責任を取りたくない政治家たちの情けない姿(そうじゃない人もいましたが)や日本の抱える問題を何も描けていないわけではないのですが、すべてが架空で現実味がない話なので、響かない人には響かない作品だったのかなと思いました。だって、日本に侵攻してくるのがフィリピン近くの出来て3年の小国ですよ(笑)

その小国がそんなすごい潜水艦やら武器やらを持っていることも非現実的だし、この日本を乗っ取ろうとすることも非現実的。そして国連軍に中国も参加して日本を助けるというのも非現実的。なにもかもが架空過ぎて、リアリティを求める人にはまったく受け入れられない映画でした。そう考えるとシン・ゴジラってヒットするだけのことはあるなぁ~といまさらながらに感心しました。

とはいえ、★は3.6

上位レビューは散々でしたけど、実は「高評価」の方が多いんですよ(笑)トータルで5つ星中3.6です(2021年2月10現在)。

それは、上に書いたように日本がもつ国としての問題点については、しっかり描こうとしてあるところは評価が高いように思いました。その意味でのスーパーののんびりした感じも良い対比になっていて、平和ボケと裏での緊張が良くわかったという感じでした。私も映画の出来としてまったく観られないというわけではなく、ただただ、あまりにも設定が非現実的過ぎて、もったいないという思いの方が強いかなという感じです。特に「最悪の左翼映画」とは思いませんでした。

まぁ、漫画では出来ても、実際の映画で「敵は中華人民共和国」なんてできないんでしょうね。だって、これだけ世界がアンチチャイナになってきている時にあくまで隣国である中国については、チベットの侵略にもウイグルへの虐殺含めた残虐行為にも言及せず、黙っているという恐ろしい国ですもん。

安倍政権の時はまだましだったけれど、菅政権になってから外務省は「先祖返りした」として青山繫晴参議院議員が怒っていましたけど、中共に乗っ取られた省なんて、一旦解体した方がいいと思いますよ。断交などできないにしていも、戦争している時代ならいざ知らず、現代のこの時期に残虐な行為を繰り返している中国共産党に抗議も非難もできない腑抜け国家が現実なのですから、映画ではこれが限界なんでしょう。

 

 

日本の国会議員を脅迫した中国、その中国がウイグルの人々の頭を剃り、目隠しをし、鎖で繋いで列車に押し込める動画が、国会内で公開されました

 

【以下、上記リンク先ブログ一部抜粋】

▼きょう2月10日水曜の正午、国会内の衆議院・議員会館の会議室にて、「日本ウイグル国会議員連盟」の総会が開かれ、参加しました。(中略)

マイクを持ってらっしゃるのも、分かるでしょうか。
 このひとは、日本ウイグル協会・副会長のレテプ・アフメットさんです。日本の大学院で学び、日本国籍もとり、今はぼくらと同じ日本国民です。

 

▼現在、世界は、中国がウイグルのひとびとを教育施設というの名の強制収容所に閉じ込めていることを非難し、アメリカをはじめ諸国が「そこではジェノサイド ( 民族への大量虐殺 ) が行われている」とすでに認定しています。
 ところが日本政府は、自由民主党・外交部会でのわれわれの追及に、外務省の中堅官僚が「日本はジェノサイド条約を批准していないので・・・」と曖昧に答え、認定も何もしていません。
 そして政府だけではなく、ぼく自身も含めて国会も、国会決議ひとつ出していません。
 きょうの議連の総会は、それを打ち破るために開かれました。

 

▼アフメットさんの公開した動画には、この強制収容所が世界にばれたために、犯罪者でも何でもないウイグル人のふつうの市民である収容者のうち男性のみなさんの頭を剃り、目隠しをし、アウシュビッツのひとびとを想起するような一種の囚人服を着せ、鎖で繋いで列車に無理矢理に乗せて、中国の各地に移動させている現場も写りました。
 長い列車、見渡す限りの鎖で繋がれたひとびと。
 それは正直、ユダヤの人々を列車に乗せて収容所に送り込んだ、あの無残なナチスの映像よりも、さらに衝撃の深いものです。

 

※映画とは関係ありませんが、中国共産党が日本を助けに来るなどあり得ない残虐非道(非情)国家である説明のために入れました。昔の話ではありません。中国共産党は今これをやっているのです(昔だったら良いという意味ではないので念のため)。

 

ウイグルではないですが、実際の尖閣問題について。