その1を書いた後も色々と本を読んでみて、「事故でも事件でも、自分で引き寄せている」という意味について、なんとなくですが「こういうことを言いたいのかな」と分かったことがあります。
別に具体的な思考でなくても、社会全体がネガティブな世界ですから、悪いニュースを日々見たり読んだりして、必要以上に「この世は怖い社会だ」とかそういう負のエネルギーばかり知らず知らずに溜めているのではないかというのがそれなのですが、別にその人が「交通事故」についてずっと考えていたとか「殺人事件について考えていた」という話ではなく、日々目にして「ああ、気の毒だな」とか「なんでそんな目に遭うんだろう」と、他人のことなのにマイナスな感情を持って見ていると、自分でも気づかないうちにマイナスな部分を多く心にとどめてしまったというのが本当のところではと思います。
最近は、なるべく暗いニュースは見ないようにしています。
私がそれを見たところで、何か助けてあげられることはないし、本当に自分の気分が悪くなるだけで、何も良いことがないことに気付いたからです。
そうすると、ポジティブな方にフォーカスするのも楽になります。
引き寄せで大切なのは、「願いが叶った」感覚を持ってワクワクして楽しんで待つということなので、自分にはどうにもならない暗い話に興味を持つよりも、意識して楽しいことを選んでいく人生の方が楽しいですしね。
とはいえ、人生に何も悪いことが起きなくなる訳ではないので、その場合は、起こったことをどう捉えるかという問題になってきます。
「あの人がこうだから、こうなったんだ」
と自分は割を食ったと考えている限り、次も同じ目に遭うというのは、知っていても知らなくても、私の体験でもあり、多くの人の体験だとも思います。
自分自身にそれを招く要因がなかったのかを探ることが、まず思考を変える第1歩。
「人のせいにしちゃいけないんだ」って無理やり否定するのではなく、なぜ自分はあの人のせいだと思うんだろう・・・それ以外に自分は今どんなことを考えているんだろう・・・と、その問題だけではなく、自分がその時に考えていたこととか、過去に類似の事柄で嫌な思いをしたことがないかなど、しっかり探ってから、「では、その思考(思い込み)をポジティブに変えると」と浮かんできたネガティブなことを認めていく作業が必要です。
自分がなぜ腹を立てるのかを見ていくと、例えば「あの人は私を嫌っている」と出来事とは直接関係ない思い込みが分かってきたりして、出来事よりも相手に対してネガティブな感情を持っていることが分かってきたりします。
今の状況を変えたいとか、〇〇という願いを叶えたいといった場合は、それをイメージする前に、まず「望まないこと」について洗い出すことが必要なようです。
とても嫌な気分になる作業ですが、結局、そのマイナス思考が潜在意識にあって意図的に否定しているうちは、せっかく願った事柄もその思い込み(今まで生きてきた中で培われたマイナス思考)が邪魔して、叶う願いも叶わないでしょう。