2014年8月31日(日)
断片的に襲ってくる痛みは相当強くなっていて、痛み止めで治まっていたとはいえ、もうこれで帰ったところで、普通の生活ができるとは思いませんでした。
もし、これで帰宅しても、痛みでまた逆戻りなんてことになりそうだったので、怖くて帰りたいとも言えません。
『どうしたもんか』
手術を前倒しかもとは言われていても、まだ決まったわけではなかったので、めちゃめちゃ不安になっていたのです。
そこへ、私の入院計画表を持って、1人の看護師がやってきました。
それは、病名や入院日数などの予定がちょこっと書かれたなんともシンプルな表なのですが、表の下に「主治医」と書いた箇所があり、そこにはなぜかドクターMの名前が書いてありました。
『・・・・なんで?』
思わず、じっと見て考えました。
ずっと、主治医というのは、その漢字のごとく「主に」自分を診てくれている医師のことだと思っていたので、それは克実先生のことだと思っていました。
もちろん、責任者としてドクターMは治療方針等を決定したり、具体的な指示をしていたのかも知れませんが、正味3回くらいしか顔を見たことがない人を主治医と言われても全然ピンときませんでした。
『解せない』
表の中の「主治医以外の担当医」という欄に克実先生と遠藤事務官(医者だけど)の名前があったのですが、自分としてはものすごく違和感がありました。
『まっ、いっか。自分で誰が主治医だって思ってれば』
ある意味チームで仕事をしていれば、そういうのもあるかも知れないし、別に気持ちの問題だわと気を取り直して気にしないことにして、私自身は自分の主治医は克実先生だと思ってればいいやと忘れることにしました。
帰宅してから「主治医」って検索してみましたが、定義なんてあるようでないってこともわかりましたけど。