タイトルだけ見ると色っぽいですが、私が書くことですから、色気のいの字もございません。
期待した方、ごめんなさい。
宇野検事と遠藤事務官にうながされてCT撮影をし、入院となって前回と同じ302号室に運ばれ、痛いからやはり横向きで寝ていたのですが、なんだかもう敗北感MAXで、情けないやら何やらで、すごーく落ち込んでいたのです。
念のために書いておきますが、この時、宇野検事と遠藤事務官に対して、私は何一つ悪い感情を抱いていたわけではありません。
どうやっても、同意書にサインをしたのはこの私ですから。
本当に納得いかないのであれば、ちゃんと拒絶しなければいけなかったわけですし、気にもしていない被爆が怖いと嘘をいい、結局それで墓穴を掘ってしまったので、誰も責められたもんじゃないわけです。
普通の状態なら、そんないい加減な嘘などつかず、理路整然と話をするのに、痛み止めでぼーっとしていたとはいえ、私も焼きが回ったなと悔しくて悔しくて泣きそうでした。
病気になって嫌だったのは、病気の痛みもさることながら、「本来の自分」でいられないということでした。
ちょっと考えてみれば、「とりあえず痛み止めをしていただいて、克実先生がCTを撮りましょうっていえばそうします」って言えば良かったと。
どうせ11日に手術の予定だったので、何もあまり接点のないふたりに急いで診てもらうこともなかったんですよね。
もちろん、遠藤事務官は私の担当の1人に名を連ねてはいるので、何もわかっていないということではないのですが、やっぱり前から自分で話をしている先生に判断してもらいたいというのがありました。
でも、やっぱり弱っているとその判断がつかないんです。
痛み止めが効いていたので、ミゾオチのあたりはそこまで痛みはなかったのですが、そんなこんなですっごく落ち込んで、暗くなっていました。
すると、背後から「こんにちは」という聞きなれた声がしました。
私のそんな落ち込みなど知る由もない克実先生は、いつもの通り飄々とした感じで私のベッドのところに来たのです。
その声を聞いて、ものすごくホッとしたのと同時に、やり場のない怒りが猛然と込み上げてきました。
(#`Д´) 『何がこんにちはだよもー!だいたい先生がいないからこんなことになったのに、今更来てこんにちはなんてふざけんな!!』
心で泣きながら叫びました。
でも、もちろん私は分別のある大人です。
心で悪態をついたとしても、当たり前ですが口に出して言うなんてことはしませんでした。
でも、素直に何かいうのもなと、黙って振り向いたのです。
『えっ?誰?』
一瞬、びっくりしたのは、克実先生が白衣を着て目の前に立っていたからです。
今まで、Vネックのブルーのユニフォームしか見たことがなかったので、一瞬誰だか分からず、目がテンになりました。
『しかも、全然似合ってないし』
怒りの気持ちで振り向いたのに、そんなフェイントを食わされて、なんだか変な気分でした。
白衣姿の克実先生は「大丈夫ですか?」と声を掛けてくれたのですが、プチ反抗よろしく「大丈夫じゃないです」と言ってしまいました。
するとそんな言葉を予想していなかったのか、「えっ」と言って先生は少し後ろにのけ反りました。
ヘ(゚∀゚ヘ)
そのリアクションがあまりにも面白くて、吹き出しそうになってしまいました。
ええ、もちろん私は分別のある大人。
ぐっと耐えてみせましたっけ。
ψ(`∇´)ψヒッヒッヒッ
もうそんなこんなで怒りの気持ちはどこへやら、許してやるか!という気持ちになったので、「大丈夫です」と言い直しました。
許すって、まぁ、基本八つ当たりなんですけどね(笑)
上(ドクターM)と相談して手術を月曜日か火曜日にしようかと考えているというので、素直にお願いしますと言っておきました。
もう、ここまで痛みが激しいととてもじゃないけどあと2週間弱は無理です。
早く取ってもらって、すっきりしたいとしか考えられませんでした。
(このシリーズ大好き)
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