同じように目がふたつ、鼻がひとつに口ひとつ。
なのになんで美人とブ・・・不美人がいるのだろう。
聞けば、美人は美人なりに美人ということからくる色々な問題に悩んではいるが、ブ・・・不美人から見ると相当贅沢に思える。
なにせブ・・・不美人よりも物理的に得をしているのは事実なので、そういうところで「それくらいで悩まないでよ」というブ・・・不美人の不興を買うことになる。
精神的な悩みと物理的な利益を比べてもしょうがないのだが、これはささやかなブ・・・不美人の抵抗である。
その不美人の代表である私は、誰もが浮かれていたバブルの頃はまだ若すぎた(成人したのはバブルが終わりかけの頃)ので、それなりにみんなが浮かれていた頃であっても、とうとう何の恩恵にも預かれずにおばさんになってしまった。
先日、浅野ゆう子と浅野温子という元祖W浅野主演で「抱きしめたい!forever」というドラマが放映された。
25年前に流行ったトレンディードラマのその後(何回かスペシャルでやってるけど)、主人公の女性ふたりが54歳になった今の話だった。
リアリティーがあるようなないようなドラマだったけど、オリジナル放映当時を知っている自分としては「このふたりも50代かぁ」となんだか感慨深く観てしまった。
でも、50代になったとはいえ綺麗な女優さんふたりが演じているわけで、スタイリストの麻子(浅野温子)の久しぶりの恋のお相手が、草刈正雄演じるイケメン弁護士というあたりが、やっぱりこういうドラマだよ・・・って(笑)
まぁ、あまり現実的過ぎても、ドラマとして面白くないので、ちょびっと共感できるけど、ちょびっと現実離れしている方が面白く観られて良いですわ。
もう若くないので、バブルが再び来ても特に意味はないけど(てか日本のためにそれは困る)、それなりに楽しんで生きようと思わせてくれるドラマではありました。
プロデューサーだとか制作側の人が「これからでも恋したいと思って欲しい」みたいなことを言っていたけど、そういうのはもう結構でございますと言い返したい衝動に駆られました。
ドラマで観てるだけで、十分でございます。