いやぁ~、今年も笑いました。
私がスーパー・エキセントリック・シアターの舞台を初めて観たのは、ディストピア西遊記が初ですから、もう30年近く前です。
(細かくは言わない(笑))
ミュージカル・アクション・コメディーという、楽しいことなんでもテンコ盛り芝居ですが、いつも本格的なアクションや歌、そして真骨頂のお笑いで期待を裏切りません。
S.E.Tの舞台は、コメディーながらもシビアなテーマを盛り込んでいて、硬軟取り混ぜたところが魅力です。
しかし、初期のメンバーはもう60代になっている人もいて(座長ね)、昔は「アクション」していた人たちも「芝居」で魅せる俳優として舞台に立っています。
といえば聞こえはいいけど、要するにトシ取ったってことよね(笑)
岸谷五朗、寺脇康文というスターが出てから、ちょっと目立った活躍がないのが残念ですが、それぞれ若手も頑張っていて、「あの人たちいいな」と思っていたら、本公演ごとに良い役で出るようになっていたり。
おばちゃんファンは、なんだか嬉しくなっちゃうのでした。
今回の「スキャンダラス列島」テーマは、ずばり芸能界の裏側。
嘘か本当かスキャンダラス写真の「裏」を描いたり、スキャンダル捏造の舞台裏をドドンと紹介したり。
実際にそうなのかまでは分かりませんが、きっとそうなんだろうなーというリアルさで、芸能界って大変なのねぇ~と心から思いました。
庶民が一番(笑)
そんな中でも毎回のお楽しみは、座長の三宅裕司さんと小倉久寛さんのストーリーに関係あるのかないのかわからない掛け合い。
本公演ごとに、今日は何が飛び出すかと待ち遠しい瞬間です。
今回も大笑いさせていただきました。
これがなかったら、本公演の魅力半減!と思っているファンも多い気がします。
伊東四朗一座とか熱海五郎一座の舞台でも、時たまありますが、やっぱりS.E.Tの本公演でこのふたりを見たいんですよね。
年に1度の爆笑舞台。
これからも頑張っていただきたいです。
何気に、私はいつも野添義弘さんの舞台での動向(?)が気になります。
今回の役は、写真週刊誌「サタデー」という、えげつない写真記事ばかり載せている雑誌の編集長でした。
似合ってます(笑)
そして、たまにすっ呆ける感じがまた良かった。
やっぱり、いい味出してます。
あまり大きな役ではないですが、今回はどんな役で?という楽しみもあり、いつも野添さんの出演する場面は三宅&小倉掛け合いシーンの他に楽しみであったりします。
【脚本】金沢知樹(劇団K助)
【演出】三宅裕司
【出演】三宅裕司 小倉久寛
劇団スーパー・エキセントリック・シアター
まだまだやってます。
特に平日昼間は「お願いします」とのこと(笑)