あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

物には限度がある。

ロケットニュースを見ていたら、イギリス人女性でカロリーゼロ飲料の甘味料中毒だった人のことが載っていました。

彼女は、体調が悪くなって病院に行っても特に悪いところはないと診断されたのですが、どうしてもよくならないので催眠療法に頼ってみたら、なんと1日4リットルものカロリーゼロ飲料を飲んでいたことが分かり、その副作用で体重増加やのどの渇き、疲労感などが起きていたそうです。

今は、まったく飲んでいなくて、水にしてからは体調も徐々に良くなっているとのことですが、こういう記事を読むと、すぐ「だから人工甘味料は」と狂喜して反対の声を上げる人がいそう・・・って思いました。

何にでも限度というものがあるので、人工甘味料ではなくても、添加物などで何らかの色や味のついた食べ物や飲料は通常食べる野菜や肉などと違います。
普通に売っている野菜や肉類も、添加物が入った食品であっても、どちらも「摂り過ぎ」はよくありません。

自然の物だからいくら食べても大丈夫と誤解している人も多いのですが、通常人が栽培している野菜は「自然に生えているもの」ではないですし、農薬が使われていないにしても、その点で目に見えないウイルスにやられていたりカビが生えている危険性がゼロとはいえず(もちろん、品質検査はされると思うので、あくまでゼロベースで考えた場合です)、すべての食べ物・飲み物には同じようにリスクがあります。

添加物もそうですが、「○○が危ない」と主張する人については、もちろん問題提起は必要ですし、本当に危ない物があった場合は、その検証が役に立ちますから、危ないと言っている人をすべて非難するつもりはありませんが、多くの場合「その実験はやりすぎではないか」等、今回と同様「通常ではありえない状況を作って、意図的に悪い結果を招いている」場合もあり、通常の使用では何ら問題ないということも多いので、「○○が危ない」というのを見た際には、通常生活している上でどうなるかなど、冷静に見ていかないといけないと思います。

過剰摂取や基準を大きく超えた使用などは、正直自己責任であることが多いです。
ただし、企業の側はこのようなリスクがある場合には、適切な表示を行うなど、消費者に自社製品を適切に使用してもらう責任は生じると思います。

消費者保護の観点から、色々と規制も厳しくなってきていますが、消費者である我々もその製品の使用や食品の摂取など、適量を知った上で適切に利用したいものです。