お歳暮をいただきました。
・・・というのは嘘でお歳暮で貰ったけどコーヒー好きだからあげるというのでいただいたものです(横流し?)。
パックのものだし、あまり期待していなかったのですが、深みがあってかなり旨い。
ミカド珈琲が焙煎していると書いてありますが、ミカド珈琲ってなんぞや?!
と思って調べてみたら、株式会社ミカド珈琲商会という会社で、昭和23年という戦後の傷跡もまだまだ残る中で、高値だったコーヒーを庶民でも手の届く価格で販売し、立ち飲みスタイルを導入することで、それまでは皇族や華族、外交官や文化人などお金持ちしか飲めないものを一般の人たちに手の届くようにした会社のようです。(ここで読んだ)
当時、珈琲は1杯60円だったそうです。
いわゆるカフェのようなところで飲むのが一般的で、今のように持ち歩いてなんていうのはなかったんでしょうね。
この頃の初任給は、銀行員が500円、公務員は2300円~5000円弱、小学校の教員は2000円と当時は高給と言われる職業でこのくらいですから、いかに高かったかわかります。
ミカド珈琲は、その時代から70年の歴史を刻んできた会社のようです。
なんか会社の宣伝みたいになってしまいましたが(笑)、なるほどなかなかに旨いのはそういうことかと納得しました。
まだ全部の種類を飲んだわけじゃないのですが、苦味と他の風味のバランスがすごくいい。私はコーヒーはブラックかミルク(牛乳)だけたっぷりとという2択なので、ある程度苦味や深みのあるタイプが好き。
そんなコーヒーが好きな方にはとても良いギフトになると思います。