確定申告をしているのですが、マイナンバーカードを作っていないので、国税庁のシステムに入力したものを印刷して送るという、時代に乗り遅れたことをしているのですが、いきなりジュエリーショップで使用予定のメールアドレスにこんなメールが届きました。
件名:税務署からのお知らせ【 申告に関するお知らせ】
「・・・・えっ?」
いったい何事かと見てみると、「e-Taxをご利用いただきありがとうございます。
国税に関する申告の参考となる情報について、メッセージボックスに格納しましたので、内容をご確認ください。」と冒頭に書いてあります。
「メッセージボックスってなんや?」
上記の通り、国税庁のe-Taxのページは、自動で計算するために使っているだけで、メールアドレス自体も登録なんてしていません。
確定申告の用紙には、メールアドレスなど書くところはなく、なぜこのメールアドレスに国税庁からメールが来たのかさっぱりわからず。
メールアドレスもinfo※e-tax.nta.go.jp(@部分は変えています)って、本物の国税庁のメアドなんですよ。
検索してみると、国税庁の「「税務署からのお知らせ」等のメールが届いた方へ」というページを見つけました。
そこには、e-Taxでは、メールアドレスを登録している方へ、メッセージボックスに情報が格納された場合や、 暗証番号の再設定のための秘密の質問と答えなどの登録を受け付けた段階で、登録しているメールアドレスあてに 「税務署からのお知らせ」又は「国税庁からのお知らせ」メールを送信しています。と書いてあります。
その例文もありました。
(件名)税務署からのお知らせ(****様)【申告に関するお知らせ】
****様
e-Taxをご利用いただきありがとうございます。
国税に関する申告の参考となる情報について、メッセージボックスに格納しましたので、内容をご確認ください。e-Taxの利用可能時間内に、以下の手順で確認することができます。
■ パソコンから確認する場合
※ 個人納税者の方が確認するためにはマイナンバーカード等が必要です。
●受付システムをご利用の場合
1 「受付システム ログイン」画面からログインします。
2 「メッセージボックス一覧」から該当のお知らせを選択すると、内容が表示されます。
⇒ 受付システムへ ⇒ https://uketsuke.e-tax.nta.go.jp/UF_APP/lnk/loginCtlKakutei
(上記URLはクリックしても安全です)
「ははぁ~ん。これはやっぱり詐欺やった」
まず、登録した覚えがないので偽物なのは間違いないのですが、あまりにもうまく出来ているので、もしかしたら登録したっけ?って一瞬思ってしまっても正直仕方ないレベルです。
では、私に来たメールをご覧ください。
(こちらはクリックしたら危ないので画像にしています)
まず気づいたのは、宛名が書いていません。
国税庁の例文では、「****様」とちゃんと名前が書いてあります。
私に来たメールには宛名はないのです。
また、例文に載っているリンクは、そのURLからちゃんと該当のページが開けましたので、来たメールに書いてあるリンクがそもそも違うのです。
でも、それ以外は一言一句同じなので、登録している人が間違ってクリックしてしまう可能性は大いにありますね。
同じ文面はありませんでしたが、フィッシング対策協議会のページも参考になります。