あじゃみんのブログ

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余計なひとこと by ヨシロー

こちらとセットで読んでください。

東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長、叩かれてますね(笑)

まぁ、この方が失言するのは今に始まったことじゃないので、何を言ってるんだろうという感じですけどね。

最初、女性蔑視発言だ!とか騒がれ始めた時、何を話したのかまでは知りませんでしたけど、「どうせまた余計なこと言ったんでしょ」くらいに思っていました。

いまさら83歳のおじいちゃんに性格や価値観変えろって方が無理なんだから、どうして昭和ガチガチの価値観のご高齢の方をオリンピック・パラリンピックなどというグローバルなイベントの組織委員会会長になんてしておくのか、そっちの方が不思議。

で、今度はまた「全文読んでいないからだ」とかって擁護する人が出てきて、やっと「どれどれ」と探してその全文を読んでみたわけです。

でもね、読んだところで「女性蔑視」とまで言わなくても、やっぱり「それ本当に余計だよね」っていう発言だという思いはまったく変わりませんでした。

とはいえ、森さんの発言全部だめなんてことはないんですよ。

なるほどとか今までのことやらなにやら知れることはあるし、JOCの山下泰裕会長について挨拶の中で具体例を挙げて褒めるとか、年長者の言葉として聞きごたえがあるところもありますから、その発言だけを取り上げて、なんか全部だめねみたいな風潮はよろしくないと思います。

ただ、その問題の発言については、切り取られたにしろ何にしろ、言わなくていいことを言ったというのが私の印象です。

その発言の前にもラグビー協会の愚痴っぽい話があったり、ちょっとねぇ、それ別に言わなくてもいいんじゃないの?っていうところもありまして、思ったことなんでも喋っていいわけじゃないよって教えてあげたくなりました(笑)

では、その発言(Web記事より引用

これはテレビがあるからやりにくいんだが、女性理事を4割というのは、女性がたくさん入っている理事会、理事会は時間がかかります。これもうちの恥を言います。ラグビー協会は倍の時間がかかる。女性がいま5人か。女性は競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分もやらなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。結局、女性はそういう、あまり私が言うと、これはまた悪口を言ったと書かれるが、必ずしも数で増やす場合は、時間も規制しないとなかなか終わらないと困る。そんなこともあります。

ということで、この部分が「女性蔑視だ!」として取り上げられ、全世界に配信されちゃったわけです。日本のメディアって、自分の国の人が海外で悪く受け取られることが大好きですよね。自国が恥をかくのが好きなんでしょうか。

それで、なぜこの発言をしたかというのが、その後に続く言葉の対比みたいになってるんですよ。

私どもの組織委にも、女性は何人いますか。7人くらいおられるが、みんなわきまえておられる。みんな競技団体のご出身で、国際的に大きな場所を踏んでおられる方ばかり、ですからお話もきちんとした的を射た、そういうご発言されていたばかりです。

ということで、JOCの女性は、発言しても非常に的を射たことを言っているという誉め言葉をお話されたわけです。ある意味、セットですよね。

でもね、だとしても、この前文、要りますか?

女性を適任でもないのに「増やすことだけ」を目的にするのはどうかということだと思うのですが、それって別に男性にも言えることじゃないですか。

いますよ、会議しててもダラダラ喋って何言ってるかわからないオトコ。

この場合、競争心ではないかも知れませんが、会議が長引いて迷惑なのは同じですよ。

とにかく、ここで女性を特に取り上げて「競争心が強い」「忖度しないで発言するから会議が長くなる」っていうことを言ってるわけです。

別に組織委員会の女性委員を褒めるなら、それだけ言えば良いわけで、数増やせばいいというわけじゃないというのは、こんな挨拶で言うような話ではなく、内輪でしろってことですよ。こういう「女性は〇〇だ」と決めつけて、男性がやってきたことが正しいから合わせられない女はダメだ的な考え方を変えられない社会が、女性が適材適所で働けない原因だと思います。

とはいえ、83歳のおじいちゃんにそこまで言ってもしょうがないし、体調良くなったみたいだから、安倍さんに交代したらいいんじゃないでしょうか。

でも、今交代したら、色々責任取らされたりとかありそうだから、誰もなり手がないですかね。

森さん、頑張って( ´艸`)

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