あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

入院&通院日記 とりあえず入院した。

一旦帰ることも許されず、観念した私は、再び車いすに乗って病室のある3階に移送された。

 

302号室でお世話になることになった。

 

これから、絶食で24時間点滴なのだとか。


まぁ、この状態でご飯を食べたいという欲求もないので、それは特に問題じゃないわと説明を受けながら思った。

 

点滴といえば、すでに処置室で何かの点滴を付けられていたのだが、後から聞いて分かったのは、とりあえずそれはブドウ糖とかそんな感じの生きるために必要な栄養素が入ったものだった。

シンガポールで高熱を出した時に抗生剤の点滴を打ったことがあったので、点滴は生まれて初めてではない。

しかし、これを24時間しっぱなしということは、トイレに行く時も何をする時にも外せないので、不便なことこの上ない。

これも後から分かったことだが、302号室は9人部屋だった。
満室ではないので、あまり気にならなかったし、黄色いカーテンをずっと閉めているのでプライバシーも特に気にならない。

周りの人とあいさつすることもなく、和気あいあいとした病室を期待していた私はちょっと拍子抜け。

まぁ、それはそれで面倒くさいのでいいやとも思ったが。

部屋は可もなく不可もなくという普通の病室で、感覚的にあまり陰湿な印象はなく、オバケも出そうにない。

だが、扉は常に全開なので、入院中たまに聞こえてくる叫び声のようなものに、驚く夜もあった。

6月29日(日)朝

 

病院の朝は早い。

午前6時には電気が点き、活動が開始される。

 

順番に部屋を回り患者の熱を測って血圧を測る。


37℃の微熱があることがわかったが、自分ではちっとも熱くなかった。

冷房も適度に入っているし。

 

やけに固いベッドと小さな枕に頭を載せ、見える世界はこのカーテンで仕切られた空間のみ。

開け放した扉の向こうからは、職員が歩く音や何かを運んだ際のカタカタという音のみが聞こえてきた。

具合が悪いので、なぜかもうひたすら眠い。
まぁ、夜中に救急搬送で寝てからまだ数時間しか経っていないのだから、眠いのは当たり前か。

看護師の数は正確には分からないが、その部屋専任というわけでもなく、交代で務めているようだった。

 

「あじゃみんさん、おはようございます。今日このお部屋を担当するXXXです」

 

交代する度にそう言って、その日の当番を教えてくれた。

この病院の看護師さんたちは、総じて感じの良い人が多かった。
明るいし、テキパキしている。

 

主治医の欄には、なぜか二人の医師の名前が書いてあったのだが、最終的には高橋克実似の先生が私の担当という感じだった。

 

期待したけど、さすがにドラマに出てくるようなイケメン医師は見当たらず、後日このことを友人Oggiにメールして「私の担当の先生は高橋克実似な んだよね、あの俳優の。実際はもっとずーっと若いけど」と書いたら、「克典じゃなく?」って返事が来て思わず声を出して笑ってしまった。

 

( ´艸`)プププ

 

かくして、私の主治医は克実先生と呼ばれることになった。

 

閑話休題

患者になるというのは、本当に嫌なもので、自分で普通にできることもできないから、結構人の手を借りなくてはならないので、看護師は「これが仕事です」って100万人の経験があったとしても、私という患者は1人なので、私がその時に感じることはいわば「初めて体験する時の気持ち」なわけで、そういう微妙な感じ方は「慣れた人」には汲み取れないことも多いのではないだろうか。

 

そんなことを感じることもあったりしたけれど、逆にそういうことを細やかにケアしてくれる人もいたりで、こればかりは個人差ですねぇ。

 

その最たるものは、2回目の入院と手術のシリーズで。