本日は、観たい映画のお話。
終戦の日といえば、1945年(昭和20年)8月15日ですが、この物語はその後、8月30日に連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の司令官としてダグラス・マッカーサー元帥(トミー・リー・ジョーンズ)が日本に上陸するところから始まります。
しかし、あのマッカーサーをトミー・リー・ジョーンズが演じると聞いては、観ない訳にはいきますまい。
予告だけ見ても、適役という言葉以外思い浮かばないくらい、マッカーサーなボスです。
ハリウッドを代表する俳優、そして、ハンニバル・ライジングの監督で知られるピーター・ウェーバーが監督とあって、非常に興味をそそられますね。
例えば、「硫黄島からの手紙」など、今までハリウッドが描いてきたけったいな日本人像とは違い、まだまだと思えるところもあれど、近年「これが真の日本人像」というものに迫ろうとした映画が出てきたことは嬉しいことです。
先日書いた「SFソードキル」にしても、主演の藤岡弘が抗議しなかったら、主人公の武将が単なる「殺人マシーン」のように描かれていたことを考えると、日本の文化や歴史に興味のある人でさえも、あまりに遠い国だった日本をフェアに描こうという映画が増えていることは良い傾向ですね。
7月27日(土)公開
終戦のエンペラー(2012)
原題: EMPEROR
監督 ピーター・ウェーバー
原作 岡本嗣郎
音楽 アレックス・ヘッフェス
脚本 デヴィッド・クラス 、ヴェラ・ブラシ
【出演】
マシュー・フォックス(フェラーズ准将)
トミー・リー・ジョーンズ(マッカーサー元帥)
初音映莉子(アヤ)
西田敏行(鹿島大将)
羽田昌義(高橋)
火野正平(東條英機)
中村雅俊(近衛文麿)
夏八木勲(関屋貞三郎)
桃井かおり(鹿島の妻)
伊武雅刀(木戸幸一)
片岡孝太郎(昭和天皇)
コリン・モイ(リクター少将)
あらすじ: 1945年8月30日、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の司令官としてダグラス・マッカーサー元帥(トミー・リー・ジョーンズ)が日本に上陸。彼は日本文化に精通している部下ボナー・フェラーズ(マシュー・フォックス)に、太平洋戦争の真の責任者を探し出すという極秘任務を下す。わずか10日間という期限の中、懸命な調査で日本国民ですら知らなかった太平洋戦争にまつわる事実を暴き出していくボナー。ついに最大ともいうべき国家機密に近づくが、彼と敵対するGHQのグループや日本人たちの一団が立ちはだかる。(Yahoo!映画より)