アメリカのドラマって、面白いのは本当に面白いですよね。
キャラが立っているというか、それぞれの登場人物がしっかり描き分けられていて、次は何をしてくれるのかって期待が持てるものが多いです。
このところのお気に入りは、Mad MenとCloserで、Closerはとうとうファイナルシーズンとなってしまいました。
我が町鷺沼のTsutayaは、新作&準新作は4枚で1,000円なのですが、用賀のTsutayaは5枚で1,000円のキャンペーンなので、用賀でとりあえず5枚借りて観て、今日借りに行ったら、ちょうど6と7だけがなくて、すっ飛ばして観ても面白くないので、そのまま帰ってきて鷺沼のTsutayaに行きました。
・・・が、在庫はこっちのが少ないので、6はあったけど7~8がなくて、なんかもうしばらく後でいいやと旧作を3枚借りてきました。
うち2枚は邦画で、日本映画で先日パロディーを観たばかりの「日本沈没」、ツヨポンが出てるやつじゃなくて、1973年版のやつと「復活の日」。
小松左京先生2本立てでございます。
もちろん、以前観たのですが、最近古い映画もまた観たいということで、「日本以外全部沈没」をちらりと観たので、元ネタも再度観ておくかなと借りてきました。
日本沈没と日本以外全部沈没は、続けて見ると結構面白いですよ。
本の方は、「日本沈没」が執筆に9年をかけた大作で、そのヒットを受けて筒井康隆氏が書いたのが「日本以外全部沈没」です。
日本沈没のヒットを祝うSF作家の集まりで、星新一氏が題名を考案し、小松氏の許可を得て筒井氏が執筆。
そして、この両作は第5回の星雲賞(SF作品を対象とした賞)の長編部門と短編部門を受賞するという、なんとも言えないおめでたい結果になりました。
受賞スピーチで小松先生は「自分はこの作品に9年かけたのに、筒井氏は数時間で書き上げて賞を取ってしまった」とスピーチの中でおっしゃったとか(笑)
まぁ、言いたくなる気持ちは分かりますね。
B級映画関連で書こうと思っていましたが、日本以外全部沈没はB級パロディとしてはアホらしくてなかなか良いですよ。
(以下、りるびネタバレ)
なにせ1973年度版の映画と1974年のTV版の小野寺俊夫役だった村野武範と藤岡弘、が両方とも出演していて、それぞれ安泉純二郎首相と石山新三郎防衛庁長官の役をやっているんです。
そしてこのふたり、総理と閣僚という間柄でありながら、幼なじみなのかなんなのか、互いに「純ちゃん」「新ちゃん」と呼び合う仲なんです(笑)
怖い顔をして部下に「石山防衛庁長官につないでくれ」と電話をかけさせるのですが、相手が出た途端に「あ~、新ちゃん、ちょっと相談があるんだけどねぇ」って(笑)
それに答える石山長官も怖~い顔して「(前略)そうやすやすと受け入れちゃいかんよ、純ちゃん」だって(笑)
こういうユーモアって、好きだわぁ~。
・・・・って、なんでもいいけど、クローザー早く観たい。
おまけ。