映画を定価では観ないという信念(!?)の下、今回も「3Dで観る意味なし」という口コミも多かったので、2Dでいいやと前売り1300円を購入し、渋谷の映画館へ。
「こちらは、3D映画になりますので差額700円をいただきます」
「・・・えっ?3Dなんですか?」
この映画館は2Dだとばかり思っていたので(何かで思い込んだのかも)拍子抜け。
でも、それからまた2Dを探して歩くのも面倒だったので、差額を払って鑑賞しました。
「・・・・・・・・・・・」
正直、2000円払って観る価値まったくなし。
もともと、2Dで撮ったものを後からデジタル技術で3D化しただけということで、「どこが3D?」と突っ込みたくなるところばっかり。
浮いているのは字幕だけやね。
「・・・・・・・・・・・」
ストーリーもオリジナル(1981年)よりシンプルにしたつもりなのか、まったく深みがなくのぺっとした印象。
神ゼウスと人間の間に生まれた半神、ペルセウス。
冥界の神ハデスの放った怪獣クラーケンの生贄として差し出されたアンドロメダ姫を守るべく、ペルセウスはメデューサの首を求めて冥界へと旅立つ。
数々の苦難を乗り越え、メデューサの首を得たペルセウスは、急ぎアンドロメダの下へと向かったが、果たして無敵の怪獣クラーケンを倒せるのか。
・・・なんて感じですが、ひとつひとつのエピソードがあまりにもさらっとしすぎていて、確かにCGなどは昔の比ではないですが、はっきり言って、「それだけ」。
とても、2000円も払って観るような映画ではありません。
オリジナルも相当ハチャメチャなストーリーでしたから、ストーリー展開にそう大きく期待はしていませんでしたけど、それにしても薄っぺらすぎて拍子抜けでした。
これが1300円だったら、そこそこ楽しめた感もあったと思いますが、付け焼刃のなんちゃって3Dでの無理やりな映画にされちゃったために割高感が高くなってしまい、不満が残ってしまった感じです。
これから観る方は、安い料金で2Dの通常上映館で見てください。
(C)2010WARNERBROSENTERTAINMENTINCANDLEGENDARYPICTURES
原題:CLASH OF THE TITANS
製作年度:2010年
監督:ルイ・レテリエ
脚本 トラヴィス・ビーチャム 、フィル・ヘイ 、マット・マンフレディ
サム・ワーシントン(ペルセウス)
ジェマ・アータートン(イオ)
マッツ・ミケルセン(ドラコ)
アレクサ・ダヴァロス(アンドロメダ)
ジェイソン・フレミング(カリボス/アクリシオス王)
レイフ・ファインズ(ハデス)
リーアム・ニーソン(ゼウス)