上司が三上博史のファンということで、久しぶりの主演で出るこのドラマのことを話していて、へぇ~と思って観てみたのがきっかけ。
う~ん、結構ハマッてしまったかも。
脚本の井上由美子さん特有の「日常に起きた出来事を描いているけど、実は裏にこんな真実が」みたいなのを予感させるストーリーで、同窓会でたまにはそういうのもあるかもと思いながらも「まぁ、非現実感の方が大きいわね」という内容に、リアリティーばかりではつまらないから、適度に嘘くさいストーリーが面白いです。
主人公4人(三上博史、高橋克典、黒木瞳、斉藤由貴)が全員45歳という設定もバブル期を抜けてきた同世代の人にはグッとくるだろうし、若い人にはちょっと背伸びをして見るにも良いのかも。
くたびれた大人がちょっと非日常に浸る感じがよく出ています。
とはいえ、現実的には「ない!ない!」と私の周りでは皆言っていますね。
もし、焼けぼっくいなんてことがあって、過去の思い出しかない仲が燃え上がったとしても、すぐ冷める(覚める)と思います。
ただ、えっ?!あんなだったのがこんなに綺麗になったの?的な人って、もう10年くらい前ですが小学校時代のクラスメートに会った時にびっくりしたことがありました。
もっと前に会った男性陣も結構イケてると言われていたし。
でもま、同級生ってそうはいってもいわゆる「幼なじみ」ですから、すぐ打ち解けて親しく語れても、昔好きだったからなんていうのは淡い思い出でしかないんですよね。
それをもう1回思い出して本気になるなんて、ないとは言えないと思いますが、かなり現実味は薄いです。
それに黒木瞳演じる専業主婦(現在はパート勤め)みたいに、夫が1年も働かないでいたら、結構疲れたおばちゃんになってると思うので、どんな役でも綺麗な主人公を見ると、やっぱりドラマってそこそこ嘘くさいのがウケるんだなと思って観ています。
これから、尾美としのり演じる失踪した官僚がどういう事件と関わりあっているのかなんて展開が待っていると思うので、そっちにも注目したいと思います。