メルヴェール箱根強羅の特徴は、夕食と朝食の滞在時間がきっちり決まっていること。
きっちり回転させるためには仕方ないのかもしれませんが、ゆっくりご飯を食べたいという方にはちょっとせわしないかなと思います。
飲みながらゆっくり食べたいという人も結構いますからね。
カワンさんと私はそこまで粘る方じゃないので、時間が余るくらいでした。
ちなみに夕食は90分、朝食は45分です。
そういえばチェックイン時間など書いていなかったと思いますが、インが15時、アウトが10時です。
11時が結構多いのでちょっと早いなと思いましたが、公式サイトで会員になると11時になるようです。
お品書きと共にセットされていたのは前菜の箱。
ひとくちサイズのお惣菜が並んでいましたが、味はどれも美味しく濃すぎず薄すぎずちょうど良い塩加減でペロッと全部食べてしまいました。
クリームチーズを使ったものとか和洋折衷でした。
餡ではなくスープ仕立ての茶わん蒸し。
これも美味しくてペロッといきました。スープ部分は正直特筆すべきところはないですが、茶わん蒸しとしては舌ざわりもよくて食べやすかった。
最近の旅館のご飯はたいてい火をつけて焼くとか煮るとかありますが、これは牛肉メインの焼き物でした。
ただ、この紙なので10分程度と言われても、出来たのかどうなのかがちょっと難しかったですね。
開けてみたら、焼き物というより野菜と牛肉の煮込みみたいな感じで、少し甘めの味付けでした。薬味とかポン酢とか何かが置いてあるのでそれで食べる感じです。
ご飯が進む系ですが、ご飯なし・・・と思ったら白米をお持ちできますが、いかがですかと聞かれてふたりとも「お願いします」と即答でした。
コシヒカリをふわっと炊いたご飯はめちゃ美味しかった!
硬めのご飯が好きな人はダメかもしれないですが、ふわっと柔らかめで好みの炊き具合でした。
本来の締めは、炭を練り込んだ麺にサムゲタン風のスープを掛け、みそ玉を崩して食べるというものだったのですが、ポットに入って出てきたスープがぬるくて、そのぬるいスープをかけてみそ玉を崩しても正直美味しいとは感じられなかった。
他が点数高かったのにこれだけは残念でした。
最後は蜜芋のブリュレとベリー系のケーキ、それにバニラアイスでした。
とっても美味しかったのですが、珈琲などは薬膳バーの方にあるので、この美味しいデザートに珈琲を合わせられなかったのは残念でした。
総評
初めての宿でしたが、総評は80点。
まず温泉の泉質が良くて、3回入りましたけど、肌ツルツルで良い感じでした。
アメニティも充実しているし、何も持っていく必要がないので楽でした。
食事は男性だとちょっと物足りない量かもしれません。また飲みながらゆっくりご飯を食べたい人には90分だと次から次へと出てくる感じなのであまりゆったりとご飯という感じにはならないかと思います。
女性同士にはお勧め。