せっかくハーブを買っておいて、特に何もせずにいたので「これはもったいない」ということで、せっせと使うことにしました。
色々なハーブを組み合わせて作る、ハンガリアン・ウォーター。
名前の由来
14世紀に70歳を超えたハンガリーの王妃エリザベートは、手足のしびれに苦しんでいました。
その王妃を心配して、修道院から献上されたのが香水がローズマリーなどのハーブを用いて作られたハンガリーウォーターの原型と言われています。
王妃はその香りをとても気に入り、毎日のように愛用したのですが、功を奏して持病から解放され、若さを取り戻したのです。
なんと20代の隣国の王子から求婚された・・・なんて逸話も残っているのです。
若返りの水とも呼ばれるハンガリアン・ウォーター。
ハーブやアロマ好きな人なら誰もが知っているものです。
とはいえ、この話が本当かどうかはわかりませんが(70代が20代から求婚なんてw)、お気に入りのハーブを組み合わせてウォッカもしくは無水エタノール(スピリタスでもOK)で割り、1日1回瓶を振って、1か月くらいで完成です。
なお、無水エタノールで作る場合は精製水も混ぜて抽出します。
ここがちょっとハーブチンキとは違うところですね。
実を言うと、材料のハーブもどれじゃなきゃいけないみたいな決まりも量もないんです。自分で工夫して作る感じ。
オーソドックスなものは、ローズマリーやローズペタル、ミントなどを混ぜたりします。フレッシュでもドライでも良いみたいですが、ドライはドライの組み合わせ、フレッシュはフレッシュにした方が良いみたいです。
私はドライハーブがたくさんあったので、ドライハーブで作りました。
私は、ローズマリーを10g、それ以外は5g~3gのハーブをミックスしていきました。
香りでラベンダーを入れようか悩みましたけど、ローズペタルやレモングラスなど5種類くらいのすっきりした香りのハーブを入れたので、今回のハンガリアン・ウォーターには使わないことにしました。
100mlの無水アルコールと200mlの精製水を入れて撹拌し、蓋をして日付を書いた付箋を貼って、ローズマリーチンキのガラスケースと同じところに置きました。
1か月後にできたもので、化粧水を作ってみようかなと思っています。
ローズマリーチンキは、軟膏をちょっと作ったりとかそういう感じですかね。
また、ローズマリー・チンキもハンガリアン・ウォーターも石鹸に入れたら、高濃度のハーブ抽出液たっぷりの石鹸などになるため、それも試してみたいと思っています。
なお、今回のハンガリアン・ウォーターは、無水エタノールを使っているので飲用することはできません。飲んだりしたい場合は、40度以上のウォッカ単独で漬けてください。容器は煮沸消毒するのが良いみたいですが、私は食品にかかってもOKなくらいの安全性の高い消毒アルコールを使って消毒しています。
結構手間ですが、熱湯を使うよりはいいかなと思っていまして・・・。