あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

イコライザー 3(邦題:イコライザー THE FINAL)

今日は、楽しみにしていたデンゼル・ワシントン主演のイコライザーの最終章を観てきました。IMAX上映だったので、迷わずチケットゲット。

割引のない日曜日ということもあって、2600円です(泣きそうだよ)。

元DIA(アメリカ国防情報局)の凄腕特殊工作員だったロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)の活躍を描くこのシリーズ、とうとう3作目で最終章となってしまいました。本家はイコライザー3って題名なのでファイナルとは書いていないようですが、シリーズを通じてこの作品を撮ってきた監督が「これが最後です」とインタビューで明言していますので、最後なんですね( ;∀;)うう

シリーズ終わりがどうというより、デンゼル・ワシントンがシリーズものに出るというのが珍しいなと思っていましたが、最初の評判があまりにも良かったので、きっとなんとか次もという感じだったのかと思います。もともとこの作品はテレビシリーズのリブート版だったそうなので、同じではないにしてもストーリーというか、ロバート・マッコールが活躍するというネタの素材はたくさんあったのでしょう。

どちらかというとアクション映画ですが、マッコールを取り巻くストーリーもしっかりあります。

毎回、メインのストーリーは、そこまで目新しいものではなく、悪い奴が出て来て、それをマッコールがやっつけるっていうやつでして、それがロシアだったり、元身内だったりと出てくる悪い奴が変わるくらいです。今回もそれは同じ。

マッコールは、DIAを抜ける時、数々の実行行為を無にすべく「死んだ」ことにされていました。だって、「はい、引退しました」ってなったら、絶対に敵がやってきちゃいますからね。大々的に「あいつはもう死んだ」ってことになっていたのです。

だから、元同僚でもほとんどマッコールが生きていることを知りません。

ある時はホームセンターの従業員、ある時はウーバータクシーの運転手、そして最後は誰でもないただの人で終わりました。

とはいえ、シリーズすべてに通じるのはマッコールの悪を許せないという気持ち。

最初は、ロシアの組織に売春をさせられ、決して逃げ出すことができない女性を救いましたし、2作目はさらわれた子供を取り戻したり、乱暴された女性を助けて馬鹿どもに仕返しをしたりと「俺が法律だ」バリにいわゆる”私刑”を行っていくんですね。2作目は元身内の裏切りに鉄槌を下します。

愛する妻を亡くし、たった1人で生きるマッコールは、人のために自分ができることはこれなんだというのがあるんですよ。

良くも悪くも彼の思う正義には従わないといけないのです。

というわけで、最後となる今作も、最初に来たのはイタリアのシシリー島のワイナリーで、ある物を回収するために単独で乗り込み、そこにいたやつは皆殺しの運命に遭いました。たった1人の子供を除いて。

ああ、ロバートよ。

そこで油断するなんてあなたらしくないわよね・・・って思って、もはや不死身のマッコールもこれで終わりなんか・・・と思ったけど、それじゃ映画は10分で終わってしまいます(笑)

というわけで、ちょっといつもと勝手が違う展開でしたが、マッコールがシシリア島にいる理由ができて、長く滞在することになり、そこで好きになった島の人々に悪さするやつを「許せねぇ」ってなるんですよね。

表の顔は、どこまでも人に優しいマッコールですが、悪に対してはダークヒーローそのもの。いとも簡単に残酷に殺していきます。

同じアクション映画でも、キアヌ・リーヴスのジョン・ウィックはエンターテイメントが主ですが、デンゼル・ワシントンのイコライザーは、そこにリアリティーが加わります。

近い感じはないけど、実際ありそうだし、アクションも「これなら1人でも出来そう」と思わせてくれます(私はできないけどw)。

まぁ、こういう映画につきものの、ご都合主義の展開ももちろんありますが、悪を倒すシーンについては、よりリアリティーありで胸に迫ります。

そして、今回出てきたダコタ・ファニングの役がちゃんと前作までのストーリーに絡んだ役だというのが最後に分かって、ちょっとホロッと来てしまいました。

最初になぜシチリア島にマッコールが来たのかは、最後の最後でわかるのですが、これがまたなるほどぉ~という彼のやさしさにグッとくる理由なのでした。

でも、この理由のためにイタリアまで来て何人も人殺しをするというのは、全然リアリティーないですけどね(言ってることが違うやろ・・笑)

という訳で、帰宅した私は水曜日のチケットも買ってしまいましたとさ(笑)

水曜日はサービスデーということで、1900円でした(高けーよIMAX)。

イコライザー THE FINAL

原題:The Equalizer 3

監督:アントワーン・フークア(全3作)

脚本:リチャード・ウェンク(全3作)

出演:デンゼル・ワシントン(ロバート・マッコール)

ダコタ・ファニング(エマ・コリンズ)CIA職員

レモ・ジローネ(エンゾ・アリシオ)シチリア島の医師

エウジェニオ・マストランドレア(ジオ・ボヌッチ)マッコールを助けた警官

ほか