アマプラで「何かないかなぁ~」と探したら、気になる韓国ドラマがあったので観はじめました。
2020年のもので、「カイロス 運命を変える1分」。
1話が30分ちょっとのミニドラマなので、すぐ終わるだろうと思って観ていたら、話が進むにつれ複雑になっていくので、よく見たら32話ありました(笑)
メインの主人公は2人。
1人は、大手の建設会社で最年少で理事になったキム・ソジン。
奥さんは美人バイオリニストで、小さな娘が1人と人もうらやむ生活。
もう1人は、心臓病を抱えた母と2人暮らしでバイトを掛け持ちしながら生活を支える娘、ハン・エリ。
さあ、ここまででもう「韓流あるある」炸裂です。
成功者とそうでない者の対比(笑)
またかぁ~と思って観始めたのですが、1話30分ちょっとでさくっと観られるので、つい「続き」が気になって進んでしまいます。
ふたりの会話は1分だけ
キム・ソジンの娘がイベント会場からいなくなった。
手分けして必死に探しても見つからず、警察に連絡して誘拐として扱われ、自宅で犯人からの電話を待っています。
一方、携帯をなくしてそれを探しているハン・エリが母親の携帯から自分の携帯にかけたら、なぜかキム・ソジンにかかってしまい「人の携帯をなぜ使っているのか」と問い詰めるも、相手は娘を誘拐され、誘拐犯からの電話を待っている身なので、こんな時になんの間違い電話かということで、エリからの電話は、一方的に切られてしまう。
そこから携帯を勝手に使っている男から携帯を返してもらおうとする女という図式ができていくのですが、実際にはこのふたり、1か月違う時間を過ごしているのです。
8月にいるのがハン・エリ、9月にいるのがキム・ソジン。
それが分かるまですったもんだしているのですが、だんだんと自分たちが1か月ずれた空間にいることがわかります。
そして、この2人がその携帯電話で話ができるのが夜10時33分から34分の1分間だけ。
メッセージも送れるのですが、いつ送信しても届くのはやはり10時33分になってから。
その1分でお互いの状況などをやり取りするのですが、前もって知らせたい事柄も届くのは10時33分なので、危機一髪回避みたいな場面もあり、ハラハラな面白さもありますね。そして、この1か月のずれを利用して、エリから見たらのちに起こる事件、ソジンから見たら終わった事件を「なかったことにする」計画が始まり、徐々に核心に迫っていきます。
犯人は10話くらいでわかってしまうのですが、二人の目的は事件をなかったことにすることなので、途中で行動を変えることで未来が変わっていきます。
だから、まだ起こっていない側と起こってしまった側の連携が大事なんですよね。
現実的な話じゃないですし、突っ込みどころがないわけじゃないのですが、あまり深く突っ込んで観るより、雰囲気を楽しむドラマですね。
さらっと観る分には、結構面白いです。
1話が短いので、サクサク進みますし。
アマプラじゃなくても観られるのかもしれませんが、良かったら観てください。