あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

「わたしが見た未来 完全版」を読んだら、意外と面白かったので紹介します。

最初は馬鹿にしてたんですよ。

・・・ていうか、笑ってたんです。

昔描かれた漫画の表紙に「大災害は2011年3月」と書かれているのが東日本大震災のことだと話題になって、未来予知の漫画じゃないかとか・・・。

スピリチュアルは全否定していない私ですが、有名な事件や有名人を題材にした未来なんてどうにでも書けるし、たまたま書いたのが当たっちゃったとかそんなもんでしょ?って感じで、そんな漫画読んでもねぇ・・・と思っていました。しかも、値段も1000円超えてるし。話としては面白い(災害じゃなくて話題になっているという事実)ので、YouTubeの解説動画とかは面白く観ていました。

ちょっと思ってた内容と違う

でも、様々なところで話題になっていたこともあって、バカげた話は好きな私でもあるので、その漫画のレビューとかを色々読んでみたんです。

すると「内容は、3月11日の予言ではない」という文字が散見し、「夢日記」がどうとかって書いてあって、「私はこんなので予知したのよぉ~!」的なノリかと思っていたら、なんか違いそうな感じで、改めて興味を持ったんです。

それで、遅ればせながらちょっと読んでみようかなと思いました。

確かに全然違ったよ

読んでみると、これが結構興味深い内容でした。

確かに1999年の初版の表紙には、「大災害は2011年3月」と書いてはあっても、実際の漫画の内容は「夢日記をつけている漫画家」である自分の話でした。

正直言って、何年も前にそうだとかいうのはたまたま当たってたでしょ?って言える内容が多く、実際にそうだったのかとかはわからない出来事もあり、にわかに「すごいなぁ」とはならなかったけど、でも、あるかもね的に読める面白い内容でした。

だって、自分の前世は「ある海外の有名人」の「前世の娘」(ややこしい)だったとかいう、とんでもなことも書いてあって、「マジかっ!!」って感じで、希代の嘘つきかストーリーテラーかって感じで、ホラー好きな私にはちょっとたまらない内容だったんです。

(私がホラー好きといっても、この漫画は全然怖くないです)

完全版の意味

再販されたこの漫画、以前と違って「完全版」となっているのですが、何が違うのでしょうか。実は、作者であるたつき諒先生の解説入りなんです。

たつき先生は、漫画家を引退して久しいですし、この漫画、以前はたいして話題にならなかったこともあり、一度は絶版になっていたわけです。

何が発端かはわかりませんが、この漫画(初版は1999年)の表紙に「大災害は2011年3月」と書いてあるのを見つけ、東日本大震災のことではないかと大きく話題になり、たつき先生は当初何も関与していなかったのですが、「にせ者」が現れてインタビューを受けるなどの行為があり、この件に関心のある人々がすっかり騙されてしまったこともあり、なんとかご本人に登場いただきたいと要請したのでしょう。

たつき先生は、重い腰を上げたようです。

その意味では、この再販は貴重かも知れません。

この夢日記などの他は、ホラー漫画っぽいのが収録されています。