あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

新型コロナウイルス 「感染7段階モデル」について その4 死亡者数の少ないわけ

河野太郎防衛大臣のブログ2020年1月15日から7月16日までのデータとして、以下のような内訳が掲載されていましたので、シェアします。

なお、ブログ内では「感染者」となっていますが、PCR検査陽性者の間違いかと思いますので、訂正しています(どうしても、これだけは譲れないのでw)。

しかし、なぜ防衛大臣が?と思うのですが、そう思ってふと「厚労相って誰だっけ?」となった私です(笑)調べてみたら、加藤勝信衆議院議員でした(影薄すぎ)

河野防衛大臣のツイッターフォロワー数166.2万人、加藤厚生労働大臣のツイッターフォロワー数 2,897人・・・?!( ゚д゚)ハッ!!

情報発信は、このまま河野防衛大臣に頑張ってもらいましょう。

ありがとう太郎。

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(男性の死亡者数が大臣のブログでは670となっていますが、死亡者数の書き間違いか、そうでなければ計算間違いのようです。)

約1か月前のデータではありますが、陽性率はやはり若年層が高いですね。

それに比べて、致死率は高齢者が圧倒的です。

このことを見ても、若者は高橋教授の仮説通り、「自然治癒」している人が多い印象を受けます。若年層は、ウイルスの暴露率は高いけど、発症までいたらない人が圧倒的なんだと思います。これを見ても、いかに高齢者をウイルスから守るかが大事になってきますね。

死亡者数 欧米との差の理由

「感染7段階モデル」を提唱する高橋教授は、日本の死者数が欧米の100分の1であるという事実について、以下のような3つの要因の差ではないかと試算しています。

Point1:暴露率

日本の場合は、感染が死亡につながる高齢者がウイルスの暴露から逃れられている(つまり保護が成功している)こと。私の知人の母親(94歳)も施設に入っていますが、現在は再流行しているとのことで、面会NGとなっています。その前もずっと面会できなかったので、この施設の対応が良かったのではないか。このため、試算する際に暴露率を日本10%、欧米40%とした。

Point2:自然免疫力の高さ

日本(アジア)人は、欧米人よりも自然免疫力が高いのではないか。このため、欧米のように抗体を持っている人は少ない。自然免疫力(特に細胞性免疫)の強化にBCGの日本株とロシア株が関与した可能性は高いとみている。

(暴露した人の)軽症以上の発症比率」については、自然免疫力が標準分布と仮定し、シミュレーションの結果を当てはめると、自然免疫で処理できる率が日本人は98%で、対応できないのは2%で、暴露したとしても、自然免疫で治ってしまう人が多いため、チェーンが途切れやすい。このため抗体の陽性率も低い。一方、欧米では自然免疫で対処しきれない人が多く、しっかりと発症してしまう人がはるかに多い。このため、「軽症以上の発症比率」を日本の5倍の10%と想定した。

発症率を日本2%、欧米20%とすると欧米人の方がしっかり発症して人にうつす産生再現性が高いため、日本に比べると感染のスピードが速く、感染拡大のチェーンが途切れないと言える。

Point3:発症者死亡率の低さ

発症した人の中で、死亡する人の割合は日本は欧米よりもかなり低い。

理由としては、サイトカインストームが起きても、血栓ができる割合が低いと考えられるため、重症化する率が低い。このことから、シミュレーションでは、日本では0~69歳で0.01%、70歳以上では40倍の0.4%だが、欧州は0~69歳で0.05%、70歳以上が2%としました。(いずれも東洋経済インタビュー

結論:対策は重症化をいかに防ぐか

このシミュレーションで導いた答えが合っているとすれば、自然免疫で98%が治ることがわかるため、自然と対策は絞られてきます。

PCR検査でどこから見ても元気な人を捕捉することには大きな問題があると考えている。PCR検査はコロナウイルスの遺伝子を探すものなので、体内に入って自然免疫で叩かれてしまい他の人にうつす危険性のないウイルスの死骸でも、陽性になってしまう。発症可能性がゼロに近い抗体陽性者でも、再度新型コロナウイルスが体内に入った時点で検査を行えば陽性になる。
また、新型コロナウイルスにとって東京は人口密度が高く、そうした中でもいわゆる3密を形成するような、ウイルスが生き延びるための条件が揃う場所がある。だが、地方ではそうした場所ができにくい。98%自然免疫で処理されるので、人が密集していないと、次の人にうつしていくチェーンがすぐ途切れてしまうからだ。(同インタビュー)※赤字はブログ主

日本のこれまでの死亡者数は、10万人あたり0.8人です。

高橋教授のシミュレーションでは、暴露した人の98%は自然治癒しまうのですから、人々の行動を制限しつづけることに違和感はありますね。

もしかしたら自然治癒して、単なるウイルスの残骸が見つかった人を「感染者」としてしまい、無症状で元気な人をいちいち隔離していたら、医療現場も本人もかなり無駄なことをしていることになります。新型コロナウイルスが現状の性格を維持する限り、どんなに広がっても10万人中3人以上、つまり全国で3800人以上死ぬことはなさそうだというのが、結論の一つだそうです。

無意味なPCR検査をやめて、誰でもウイルスには暴露している可能性があると仮定した上で、いかに重症化する人を少なくするかしかないと思います。

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