あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

キンキンのルンペン大将(1976)

キンキンというのは、惜しくも2015年に亡くなった、「おまっとさんでした!」の名台詞で有名な、愛川欽也さんの愛称です。

この映画は、何をやってもヘマばかりして、とうとうクビになって家にもいづらくなり、家出して浮浪者になった男が、都会で可愛い女性と出会ったことで・・・みたいなお話です。

ルンペンてなに?

ルンペンなんて、知ってる人はいないかも知れないし、そんな言葉今使ったらちょっと炎上しそうな感じですが、いわゆる「浮浪者」のことですね。

なぜこんな映画を観たのかというと、小学生の頃、熱を出して寝ていた私を父が「出かけるぞ」と言って着替えさせ、なぜか行き先が映画館で、やっていた映画がこれだったというわけです。

男って「これがいいはず」とか、自己中に勝手に決めて、相手が喜ばないと不機嫌になることってありますけど、うちの父も自己中の塊みたいな人だったので、このコメディを見れば、私が喜ぶと思ったようです。

まだ熱があってツライのに、迷惑な話ですよ。

でも、映画は良かったという記憶があります。

映画は2本立て

この映画は2本立てで、「新仁義なき戦い 組長最後の日」と同時上映だったのですが、昔って映画は結構2本立てで、大きな作品の同時上映だと、もう1本は正直どうでもいいという感じの映画ということも結構ありました。

若かりし頃の坂口良子が可愛かったこと。

あらすじ

これまでに失敗を繰り返して何度となく職を首となった二宮清十郎は、女房の君子に毎日のように罵しられるために、わずかな手荷物を持って故郷の山形を後にした。胸を弾ませての上京だったが、第一日目にして金を失くしてしまった。仕方なく上野の山をぶらついていると、数人のルンペンが接近して来て、地見屋の駒井鉄五郎、仲間から会長と慕われている遠藤大五郎らにルンペン社会に入ることを奬められた。清十郎は会長の人間味ある優しさに甘え、抵抗なく従った。そんなある日、清十郎は集団就職で上京したものの会社が倒産して途方に暮れている、同じ山形出身の白川秋子と知り合った。彼女に同情した清十郎は、咄嗟に靴問屋の住み込み倉庫番の職を探し、秋子と生活するようになった。しかし夢のような生活も束の間、ボヤを出して仕事は首になり、さらに会長の死が知らされた。もう、これ以上、世話にはなれないと、秋子が姿を消した。以来、清十郎は仕事を見付けては失敗し首になり、ヤケ酒を呑む毎日が続いた。一方、秋子は以前知り合った青年山田信介の紹介で仕事につき、二人は愛し合うようになっていた。その頃、清十郎もロウ人形館の仕事にありついた。そんなある日、秋子が清十郎に会いに来て、結婚したいと言った。自分への求婚と錯覚し、嬉しさのあまり踊り狂った清十郎だったが、やがて相手が自分でないと知った。清十郎は去って行く秋子を見送りながら、一人でステップを踏み続けるのだった。KINENOTE

 

 

キンキンのルンペン大将(1976)

監督 石井輝男
脚本 山崎巌、石井輝男

出演:
愛川欽也(二宮清十郎)
坂口良子(白川秋子)
星 正人(山田信介)
伴淳三郎(遠藤大五郎)ほか

 

 ポスターしかなかった(笑)
しかも、高い!