あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

プロってすごいなぁ~と思った話。

俳優の小西博之さんが、バラエティ番組で腎臓に20㎝もの大きな癌が出来て、即死してもおかしくないくらいの状態から完治された話をしていたのですが、通常、症状が出てくるのは7㎝くらいで、そんなに大きな癌は日本でも5番以内に入るといわれたそうです。

ご本人は、そこまでなるまで「ちょっと体調がおかしい」と思ったくらいで、特に気にしていなかったそうですが、ある日、ご飯を炊くにおいがダメになり、次にはご飯自体が見るのも嫌になるほどだったとか。

ただ、たばこを止めてから15㎏も太ってしまった体重を落とそうと、ダイエットしていたこともあり、だんだん痩せていくのも、どこからが減量か、どこからが癌が原因かは今思えばわからなかったようです。

ご本人がそんな感じですから、周りの人も気づいていなかったみたいですが、たったひとりだけ、小西さんの体調の変化に気づいた方がいらっしゃいました。

それは、ドラマ撮影の現場でご一緒した録音部の方でした。

小西さんは番組で「録音の大将が」と言われていましたから、ベテランの方なんでしょうね。

その方が撮影が終わった時に「小西、ちょっとおいで」と自分のところに呼ばれ、「お前、病気ちゃうけ?」と聞かれたので、その時はまだ自分が病気になっているとはまったく思っていなかった小西さんは「いやいやいや、全然大丈夫ですよ!」と答えたのですが、大将は「いや、お前の声は癌の声や」と言われたそうです。

それからほどなく血尿が出たため、「自分は病気だったんだ」と気づいて病院に行き、ステージいくつとかそんなレベルではなく、余命を聞いても「即死」と言われるほどの状態だったそうです。

手術で取ってもリンパが腫れていたので、ご家族には「全身に転移していると思われるので、絶対無理です」と言われていたそうです。

それが転移もまったくなく、3か月ごとに検診を受けながら5年経って「完治」と言われたとのこと。

それもすごいけど、癌と見抜いた録音部の大将の話にびっくりしました。

ずっと俳優さんたちの声を聞いていて、その中にはきっと病気の方などもいらしたんでしょうね。

そして、癌にかかった人には独特の何かがあり、それを聞き分けられたのだと思います。

すごく印象に残ったお話しでした。