あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

商品の価格

このエントリーは、自分でも何か作って売ってみたいという方に向けて、一番わかりにくい「価格」についてお話します。

適正価格を考えよ

ショップのレイアウトなどを参考にしているminneのアドバイザーの方のお話を聞いていると色々勉強になります。

ハンドメイドの作家さんが一番悩むものといっても過言ではないのが価格。

何を作るかにもよりますけど、「高いと売れないのではないか」とビビってしまい、材料費程度の金額で出してしまって、売れても苦労するわりに手元に残る利益が少なくて(もしくは赤字)心が折れてしまうという人が多いようです。

一例としては、例えばメーカーや有名な雑貨やアクセサリーのお店で売っているものとかを参考にしていたりすると、「こういうお店のものがこれくらいなのに、それより上はつけられない」と思ってしまったりするみたいです。

メーカーのように材料を大量に買い付けて、ベトナムやチャイナで組み立ててなんてところと1個1個手作業で作るものの値段を同じに考えてどうするよ・・・って思いますけど、これはありがちなことだと思います。

せっかく作っているのだから、手に取って欲しい、買って使って欲しいというのは私もそうですが、ありますよね。

だから、自分の利益をまったく考えずに値段をつけてしまって、苦労して作っても全然お金が残らないという事態になるわけです。それじゃあ、続けていく意味がないですよね。アドバイザーの方がお悩み相談に乗る時に結構な頻度で言われるのが「この方の作品はお値段が安すぎます」というもの。

結局、そうやって低い価格のものばかり売っていると、質よりも安いものが買いたいという人しか集まらなくなるので、ある程度それで売れるようになっても、利益が出なくてやっている意味があるの?っていう堂々巡りに陥るんです。趣味でいい、利益出なくても手に取ってもらえればというボランティア精神でやっている人は別(それはそれでいい)ですが、ちゃんと「売る」ということを考えると原価計算や人件費(自分で作っても人件費は当然計算します)などの諸々を入れて売値を決めないと、月額いくらという目標を達成するのに何十個、いや100個作ってやっとそれくらいなんて、プロとしてやっている意味はないことになります。

いや、私も石鹸作りで始めは悩みましたよ。

オーガニックにこだわり、オイルやハーブなどの材料を吟味して・・・なんてやっていると材料だけで数万円かかる時もあります。大げさではなく、個人で仕入れるので大量買いはできないし、200ml~300mlで数千円なんてオイルざらにあるんですよ。

もちろん、1個の値段はここから割り出していくわけですけど、諸々の経費を追加して割ると、そんなに安いものはできないんです。たかだか石鹸にそんなに・・・と悩みましたけど、それこそ赤字になってまで人に売る必要ないよなぁ~と思い切って、計算した価格で売っていました。

それでも、ちょっとこだわり過ぎたというので、抑える時もあって、利益がそんなに出てることはなかったです(赤字にはしませんでしたけどね)。

minneで売ろうかと考えているというのを前のエントリーで書きましたけど、石鹸だと500円~700円とか「嘘やろ」って安い価格で売っていて、絶対利益出てないんじゃない?って思うものばかりで、そんな中で1000円超えの石鹸売るのどうなのさ?っていうのがあって、悩んでおります。

絶対、そういうところに出した方が目には留まると思うので、そこはちょっと悩んでいるところ。まぁ、SNSとかもやらないけど、さすがにインスタは始めようかなと思ってはいますけどね。

さて、どうなりますことやら。