あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

無期雇用派遣、あまり意味ない

いよいよ、10月半ばから無期雇用派遣になります。

私のような場合は「転換型」といって、形としては資格を得たので自分から「無期にしてちょ」と申し込みをしたってことになっています。

別に私自身、無期雇用派遣なんて興味もなかったのですが、以前と違って派遣法が変わったことで、同じ職を3年以上続けられないので、もし残るなら無期雇用派遣として派遣会社と契約する以外になくなりました。

そういうことで仕方ないので無期になることにしたのです。

まぁ、派遣先が「受け入れ」ることが前提ですけどね。

本来はトータル5年以上その派遣会社で派遣されていることが資格取得の条件なのですが、今回のような場合はその期間に関係なく転換することが出来るようです。

派遣会社によっても違うようですが、とにかく私の派遣会社はそのようです。

無期雇用派遣、メリットはあるか

正直、現時点では、たいしたメリットもないと思います(笑)

私の場合は、仕事をするならとりあえずなんでもいいやというのでなりましたけど、それくらい、現時点では全然魅力はありません。

まぁ、強いて言えば交通費が一部出るようになるくらいですが、満額でもないし、それ以外に何もないです。なぜ満額ではないのかというと、6か月の定期代を6等分した額が月に支払われるからです。

なので、自分で半年分の定期券を先に買っておけば、その分が分割で戻ってくるとかいう感じですけど、何万円もする定期代を一括で買って、支払いは分割とかありえないっしょ( ´艸`)

賞与も慶弔休暇もないし、無期になったからといって、有休休暇の付与日程が変わるわけでもありません。

正社員を目指しているような人は、絶対にならない方がいいですよ。

結局、派遣は派遣のままという制度です。

若くていずれ正社員を目指すという方は、パーソルテンプをお勧めします。

テンプは、自社でスタッフを抱え込むというより、積極的に直雇用や社員への斡旋をしているようです。紹介予定派遣でない案件でも、3年の満期の時の働きかけも結構やってくれているようです。その代わり、年齢の高い私のような人間は、もう見向きもされませんので、20代~ギリギリ30代前半だと思ってください。

アデコは、自社でスタッフを抱えておきたい会社なので、直雇用の斡旋はまずありません。紹介予定派遣は別にしても、私の場合も一切そういう話すらありませんでした。

まぁ、私の場合はあっても困りますけどね。

また、一応派遣会社の社員という位置づけなので、もし今のところが終了となった場合、次にどこに行くかは派遣会社が決めるのと、これを断ることはできないことになります。正社員でいえば、部署替えみたいな感じで会社が「ここへ行ってください」と決めるんです。勤務地や仕事を選びたいからこその派遣なのに、こんなのまったく意味ないです。私自身は今の職場が終了になったら、無期はやめて有期に戻るつもりです。

とはいえ、その頃はもう仕事紹介とかないかも知れないので、早く派遣も辞めてちゃんとプロとして稼げるような下地を作らないとなと思っています。

無期雇用派遣には種類がある

最初に私は「転換型」だと書きましたけど、派遣会社それぞれに年数は関係なく、事務職メインの無期雇用派遣制度があります。

主要なものとしては、

  • ファンタブルパーソルテンプ):パーソルテンプが採用した事務職の人を最初は派遣として受け入れてもらって、ゆくゆくはその派遣先の直雇用(絶対に社員とはいえない)にしてもらうのを目指すタイプの無期雇用派遣
    育成型と銘打っているだけあって、未経験から応募できます。
    月給制で、東京だと20万程度、賞与も年2回あります。交通費支給、有給休暇、産前産後休暇、育児休暇、介護休暇あり記載がないので有給かどうかは不明)退職金記載なし
  • キャリアシードアデコ):事務系の無期雇用派遣で、基本は事務系の仕事の経験者が対象で、期間の定めのない安定した雇用条件で、自分が望むキャリアアップを目指すというのがうたい文句です。キャリアップを応援してくれるわけですから、決して、正社員になれない等ではないですが、それが前提というものではないので、自分自身がしっかりとキャリアを考えられる人、それについて派遣会社を利用しようと思える人は良いかも知れません。交通費支給、賞与あり(回数不明)有給休暇、慶弔休暇、産前産後休暇、育児休暇、介護休暇あり(記載がないので有給かどうかは不明)退職金制度あり(アデコの場合は未経験者にはキャリアシードエルという別の制度があります)
  • MShineマンパワー):このエムシャインも事務系の無期雇用派遣になります。こちらもパーソルテンプと同じで、未経験から事務に転換したい方向け。もちろん事務職であっても、違うお仕事を経験したいというのもありのようです。
    賞与は年1回、月額17~20万程度の給与のようです。交通費支給、有給休暇、慶弔休暇、産前産後・育児休暇、介護休暇あり(記載がないので有給かどうかは不明)退職金記載なし

のような感じです。

基本は「基本給」+「諸手当」みたいな感じです。
月給制で交通費も出る、賞与(どの程度かの割合記載なし)もあるという通常の正社員のような待遇なのですが、やはり対象は若い人ですね(もちろん、そんなことは書いていないですよ)。諸手当は地域手当みたいな感じで、東京が一番高いですね。

とはいえ、だいたい月額20万から25万程度なので、社保等を考えると、結構少ないですね。トータルで年収350万円~370万円程度みたいです。派遣は社保などの利率が高いので、普通の正社員より社保等の合計金額が多いため、手取りも少なくなりがちです。

これらは、自分でエントリーして審査を受けて合否があります。
ここが転換型とは違うところですね。
なので、私たち転換組には、この制度に応募しませんかみたいなご紹介もありません。

とはいえ、私も派遣なので年収はたかが知れているのですが、このトータルよりは多いので、交通費が一部でも出るのであれば、この制度に魅力なしですね。

若くて、あまり経験がなく、でも安定して働きたいという方にはいいかも知れません。

どうなる、同一労働同一賃金

2020年4月に施行される、同一労働同一賃金制度。

派遣だろうがアルバイトだろうが、同じ仕事をするなら同じ待遇でなければならないってことなんですけど、どうやって「同一」かを決めるのでしょうか。

この仕事はこの金額というのがないのと、責任がどうとかいうのも関わってくるので、正社員の人からしたら、派遣と同等なわけねーだろ!ってことになりそうです。

無益な争いとか起きそう(笑)

一応、派遣は「派遣先の労働者との均等・均衡待遇」または「一定の要件(同種業務に就く一般労働者の平均的な賃金と同等以上の賃金であることなど)を満たす労使協定による待遇」となっています。

前者は派遣先の正社員と同じ待遇ってことですけど、これどうやって調べるの?って思いませんか?教えてくれるわけもないし、派遣社員は「責任」という見えざるものがないので、正社員からしたら、何言ってんの?ってなりますよね。

だから、これは難しい。

そうすると、一定の要件を満たすから、この金額ねというのが当てはまるのですが、これは別に派遣先と派遣元で合意すれば、それが「正しい金額」になるので、今より待遇がよくなるというのはほぼないかと。

賞与が出来たとしても、金一封程度なのかなと思います。

賞与って別に最低1か月分と決まっているわけじゃないので、対象が多ければお小遣い程度で終わりになりそうですね。(ないよりマシだろという)

先日、この法律をどう考えるかをアデコが説明する会があるから、出席したい人は申し込んでねというのが来ました。まぁ、ここまでやったよというパフォーマンスなんだと思いますが・・・。

私の定時くらいに始まるので、とても行かれないのですが、いったいどんな話をするのか興味ありますよ。どっちにしても、少しでも待遇が良くなることを希望しますってことでしょうか。