あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

バーフバリ 王の凱旋<完全版> ※ネタばれ注意

アマレンドラとマヘンドラ

なんだか忙しくて、正社員でもないのになんかおかしいぞという今日この頃です(笑)

さて、早速ですが、最近観た映画を観た順に語っていこうと思いますので、まずは「バーフバリ 王の凱旋」でございます。

この映画は、 

movie-happy.hatenablog.com

でご紹介した「バーフバリ 伝説誕生」の続編です。

古代インドのマヒシュマティ王国の国母シヴァガミが、助けた赤ん坊と一緒に追手から逃れて川に身を投げ、川下の民に助けられた赤ん坊は「シブドゥ」と名付けられて立派に育てられ、青年となってから出会った女戦士アバンティカと一緒に暴君に幽閉されているデーヴァセーナ王妃を救おうと宮殿に向かい、あれやこれやあって、実は自分が亡くなった父であるバーフバリの息子で、王の血筋であることを知り、その父を殺した裏切り者が奴隷のカッタッパだと知る・・・というところまでが前作でした。

 

今作は、そのシブドゥのお父さんであるアマレンドラ・バーフバリの幼少から結婚して時期国王候補になる物語から、息子であるシブドゥことマヘンドラ・バーフバリがマヒシュマティ王国の王になるまでを描きます。

いくら今回はネタばれといっても、この長~い映画を全部紹介するわけにはいきませんので、色々と端折りつつストーリーを紹介します。

この映画は、家族・血縁のドロドロさ加減がなんともアジアって感じで面白い映画です。アジアの映画って、なにげに人間関係がドロドロしたのが多いのですが、それはなぜかと考えると、血縁というか「血」というものに対してすごい思い入れがあるんですよね。

昔の日本映画とかも本家だの分家だのと色々面倒くさい親戚づきあいが描かれていたり、嫁姑問題やらなにやら、とにかく血縁て面倒くさい!ってのが多いのですが、特に他のアジア圏は親に対して絶対服従であったりするのも多いので、こういう「うちの跡取りどうするか」みたいな話はドッロドロになりがちなんですね。

もともとこの映画に出てくるマヒシュマティ王国は、今回の第一の主人公、アマレンドラ・バーフバリの両親が国王・王妃だったのですが、突然ふたりが亡くなってしまったので、その兄夫婦が国務を司ることになったのですよ。

だから、本来ならアマレンドラ・バーフバリは誰にもはばかることのない時期国王でしたから、叔母であり、国民から国母と慕われるシヴァガミに大切に育てられます。

シヴァガミにもバラーラデーヴァという息子がいまして、夫であるビッジャラデーヴァから「この際、息子を王様にしては?」と提案されたこともあり、次期国王はこの2人のうちの優れた方にと言うのです。

あれ?いや、もともとバーフバリが正当な後継者なのでは?・・・という突っ込みは置いておいて、とりあえずそういうことになったんですね。

強いだけじゃダメ

なんやかんやあって、次期国王は誰かをそろそろ決めなくては!となった時にアマレンドラとバラーラデーヴァに、ある戦いの試練がやってきます。

そして、ふたりとも勝利を収めるのですが、シヴァガミは、ただ勝つことだけを考えていた我が息子ではなく、民を救うことを考えながら戦っていたアマレンドラを王にすると宣言しました。なんとフェアな、さすが国母。

しかし、悔しいのは父ちゃんですよ。

「えー、息子はちゃんと勝ったやん!民を助けるとかなんやねんそれ」

と地団駄を踏んで悔しがり、謀略をめぐらせてシヴァガミを騙し、奴隷カッタッパにアマレンドラを殺させてしまうのです。

今まで自分を支えてくれたカッタッパがまさか自分を殺すなんて思ってもみなかったアマレンドラは、最後に「母を頼む」とカッタッパの腕の中で息絶えます。

いやぁ、ぶっとい剣で後ろから心臓一突きしたんですけどねぇ、ちゃんと最後までセリフを言って死ぬあたり、主役ってこーでなくちゃって感じでした。

そして息子がちょっと出てくる

今回は、前作の息子の物語から、どうして息子がそうなったのかという前に戻ったお話ですが、父・アマレンドラの息子だと知って、幽閉された王妃は自分の母だと知り、今や暴君となって自分の姿を黄金の像にしたものなんて建てさせちゃうバラーラデーヴァに戦いを挑むのです。

ラストはありえないシーンのオンパレードで、当然、シブドゥことマヘンドラ・バーフバリが奇跡のように勝利し、民衆の「バーフバリ」コールの中、国王として王座に座るのでした。

チャンチャン!

という、ものすごく端折ってもこれだけ長くなる3時間弱の映画でしたが、煌びやかなシーンや勇ましい戦闘シーン、そしてインド映画といえば歌と踊り!というワクワクするシーン満載で、あっという間に終わってしまいました。

その時、実はぎっくり腰でめちゃ辛かったから、3時間持つかなぁ~と心配だったのですが、痛みを感じながらもその面白さに見入ってしまい、本当に3時間弱?!というくらい満足のいく映画でした。

突然ですが、私、すっきりしたしょうゆ顔が好きなんですよ。

だから、普段ならこの濃い~インド顔ってちょっとぉ~なんですけど、あり得ないくらい強いバーフバリのあり得ない活躍を3時間近く観ていると、なんだか格好いいなと思えてしまうから不思議(笑)

この映画は、結構前に封切られていたのですが、私が観たのはカットシーンが多かったバージョンではなく、オリジナルバージョンの167分版をIMAX仕様にしたものだったので、さらにワクワク感が増していたのだと思います。

この映画は、自宅のテレビより、あの大きな画面で観る方がいい映画かも知れません。

でも、音楽と踊りは楽しめるので、ぜひDVDなどで観てみてください。

バーフバリ 王の凱旋<完全版>

Baahubali 2: The Conclusion

監督・脚本:S・S・ラージャマウリ

出演:

アマレンドラ/マヘンドラ・バーフバリ:プラバース
国母シヴァガミ:ラムヤ・クリシュナ
暴君バラーラデーヴァ:ラーナー・ダッグバーティ
デーヴァセーナ(アマレンドラの妃):アヌシュカ・シェッティ

baahubali-movie.com