パム・グラウト著「こうして思考は現実になる2」を読みました。
1(厳密に1はついていないのですが、便宜上1と書きます)の時は、自分が考えていることがちゃんと現実になるかを実験するという内容で、「自分が見たい物を見る」という証明のために「黄色い車」とかを決めて、1日とか2日の期限でそれを探すというのがありました。
これは「自分が考えたことをはっきりと意思として自覚すると普段見えなかった物が見えるようになる」ということで、「見えない」=「ない」というところから「見る」=「見えるようになる(意思の力で出現する)」という変化を実感するわけです。
この他にも合計9つの実験があるのですが、次々に「成功しました!」という体験が寄せられる一方で、「思っただけで叶うんだったら苦労なんかしない」という反発も少なからずあったみたいです。
何度も書きましたけど、会社の同僚は、「自分を解放し、ダイエットをやめたら痩せる」というのを素直に実行して(=食べることは幸せだという思考に変えて)半年で18㎏痩せました。
数か月経った今も、1㎏~2㎏の増減はあるにせよ、リバウンドはしていません。
いかに素直に信じて実行するかがカギなんでしょうね(こんなんで痩せるわけないと思ってしまった私は1gも痩せませんでした(笑))。
でも、「思うだけで・・・」と反発する人の気持ちも分からないではないですよね。
本当にそうだったら、この世から大変なことは何もなくなります。
今日はちょっと長くなりそうなので続きに分けますね(PC閲覧時用ですが)。
ここから先は、興味のある方だけ進んでください。
こうして思考は現実になる2は、この、「思っただけで叶うんだったら苦労なんかしない」という部分が「なるほど」となることが書かれている本でした。
要するに、自分が幸せになれるか否かは「どんな状況にあっても、自分は幸せだ」ということを本気で思えるかどうかだというのが結論です。
本の中に紹介されている「本当にあった話」に、爆破テロの犠牲になった男性のことが書かれていました。
全身大やけどをして辛くて苦しい手術を何度も受けた話が載っているのですが、そのことがきっかけで看護師をしていた最愛の人と出会ったということから、「こんなことはないに越したことはないけれど、それがなかったら彼女にも会っていなかった」から自分には人生で最高の出来事だったというのです。
読んでいる方はちょっと複雑でしたけど、「自分の人生はツイている」と決めて生きるということを話している人たち全員が同じようなことを言っています。
以前も紹介しましたが、仏教でも
浄土といい穢土どいい 土に二の隔てなし ただわが心の善悪によると見えたり
(清らかな場所といい、穢れた場所といっても、場所に違いがあるわけではなく、ただ自分がどう感じるか(その場所を良い場所と思うか悪い場所と思うか)というだけである)
と言っているわけですから、今いるその場所で「自分は幸せだ」と実感できるかどうかが、本当の幸せなんだということみたいです。
本当の幸せというのは、物やお金じゃないんですね。
思考が現実になるからといって、普通なら苦しいとか辛いということが起こらないわけじゃない。
普通なら試練と思えるようなことでも、強い意思で乗り切れれば、「自分は不幸だ」と思うことはなくなるというわけです。
ものすごく現実的な話なんですね。
本では、「子供の頃から刷り込まれた思い込みを解放したポジティブな視点」をワールドビュー2.0として紹介しています。
お金についての考え方も面白いですよ。
「お金は実在しない」とずばり言い切ります。
そして、お金についての思い込み(ワールドビュー1.0)を10個と新しい視点(ワールドビュー2.0)で見たお金について語っていきます。
ひとつの事柄についてすべて書くことはできませんので、興味があったら読んでみてください。
私はもともとこういう考え方が根底にあったので、ほぼふざけてやったダイエット実験以外の実験はしていませんが、遊び感覚でちょっとやってみようかなと思うものもたくさんあります。
「何でも楽しみながらやる」というのも、パムの本の主張です。
根底にあったからといって、なかなかそれを生活の基本にするというのが難しかったのですが、この本を読んで良かったと思うのは、「やっぱりそうだよな」と素直に思えたことです。
先日、久しぶりに会ったK美に「明るくなったね」と言われました。
もともと暗いってわけでもないのですが、表情が明るくなったみたいです。
自分では、特に意識していないので、人から言われると「へー」ですよね。
意思の力で引き寄せるといえば、数日前から朝お化粧をする時に「あっ、もうすぐ日焼け止めがなくなる」という状態で、皮膚の勉強をして紫外線がいかに肌に悪いかを知った今となっては、ちゃんとUVケアをするってことが日々の日課になっているので、日焼け止めを欠かすなんて論外。
「誰かくれないかなぁ」
と、また考えてしまいました(笑)
だって、日焼け止めとはいえ、良いやつって高いんですよ。
今の派遣の給料で、数千円の日焼け止めなんて買えませんから、これはもう意思の力で出現させるしかありません。
昨日は夜8時頃まで残業していたのですが、ある人の前を通りかかった時「あじゃみんさん、廃盤製品なんだけど、これ使う?」と差し出されたパッケージがありました。
金曜日はある時間になるとオフィスの電気が消えてしまう(だから机の上に置いたライトだけで仕事しているんです)ので、箱だけ見てもなんだか分かりませんでしたけど、高級ブランドなので何でも貰えるのは嬉しいです。
廃盤といっても、仕様が変わったり、このラインでXXXは扱わないとなったら売れなくなるだけなので、特にすごく古いということではないんです。
一応、納得した上で自己責任で使うというルールはありますが、問題があったことなど一度もありません。
だから喜んで貰って帰ってきたのですが、家で開けてみたら日焼け止めクリームでした。
「おお!」
なんて、外国人みたいに本当に叫んじゃいましたよ(笑)
もうひとつ、アイクリームもいただきました。
どうしたらそうなるの?と思うでしょうけど、これにはコツがあります。
でも、簡単なのでご紹介しますね。
欲しい物が手に入るコツは、自分も人に与えることです。
これだけ。
簡単でしょ?
日本はもともとお裾分け文化だから、「これだけ貰ったから、あの人にもあげよう」となったら、素直にどんどんあげちゃうんですよ。
もちろん、無理してじゃなくて、楽しみながら。
大好きな欽ちゃん(萩本欽一さん)も「運は遠くからやってくる」と言っています。
自分が人にした良いことは、その人からじゃなくてちょっと回って返ってくるのだとか。
だから、自分がする時は見返りを期待しちゃいけないんですね。
ちゃんとその人に良い形でちょっと遠くから戻ってきます。