WatchMojo.comは、主に映画のなんでもトップ10を発表しているYoutubeチャンネルですが、なんとゴジラ映画のトップ10なんていうのもあるんですね。
独断と偏見?で選んだゴジラ映画、あなたのトップ10と一致するところはあるでしょうか?
へぇ・・・と思ったので、チェックしてみました。
出来る順に並べてありますが、中の文章は動画の英語解説とは関係ありません。
訳すの面倒くさいので(笑)
英語の題名の下に(海外未公開)となっているのは、映画の上映はなかったという意味です。
ビデオやDVDなどソフト化されたものは多いと思います。
第10位 怪獣大戦争(公開日:1965年12月19日)
"Invation of Astro-Monster"
(海外未公開)
第6作目のゴジラ映画。
アメリカでの題名は、"Monster Zero"(モンスターゼロ)だったそうです。
なんといっても、宇宙人が出てくるところがやられますよ。
木星13番目の惑星Xを探索に来た地球連合宇宙局のパイロットがX星人たちと遭遇しちゃいます。
彼らは友好的で、癌の特効薬と引き換えにキングギドラを撃退するためにゴジラとラドンを貸してくれというんですね(笑)
でも、実はこのX星人。
真の目的はお約束の地球侵略だったりするわけです。
もう、このストーリーを聞くだけで、ワクワクしちゃいますね~。
それにびっくりするのは、同時上映が「エレキの若大将」だったんですって(笑)
映画での公開は、日本のほかはアメリカでした。
第9位 三大怪獣 地球最大の決戦(公開日:1964年12月20日)
"Ghidorah, the Three-Headed Monster"
(海外未公開)
ゴジラ映画5作目の作品。
ゴジラの優しい面が初めて出てきます。
WatchMojo.comの紹介でも、「Godzilla's tender side」とちゃんと紹介されていました。
何しろゴジラとモスラとラドンが力を合わせてキングギドラと戦うってのがいいですねぇ~(笑)
"The Return of Godzilla"
(海外未公開)
こちらもアメリカのタイトルは、"Godzilla 1985"とされたようです。
16作目のゴジラ映画。
30年間の沈黙を破って公開されたゴジラ最新作(当時)。
その前に公開されたゴジラが1975年03月15日ですから、実際には前作から10年くらいしか経っていないのですが、この回に出てくるゴジラは30年前に東京を襲撃した(元祖)ゴジラってことになっているので、オリジナルをリスペクトした作品だということが分かります。
30年前、さんざんゴジラにやられた東京ですが、またまたやられちゃうんですよ・・・。
今まで一度も死亡事故を起こしたことがない新幹線があんなことに!!
もn第7位 ゴジラ対ヘドラ(公開日:1971年7月24日)
"Godzilla vs. Hedora"
(海外未公開)
11作目です。
こちらもアメリカだけタイトルが違って、"Godilla vs. The Smog Monster" となっていました。
スモッグモンスターってなんやねんな。
スモッグといえば、公害。
そう、スモッグモンスターというのは、公害怪獣ヘドロのことです。
分かりやすぅ~。
しかしまぁ、ヘドラってなんか不気味ですねぇ。
子供に自然を大切にしろよって言いたいのでしょうが、小さい子が観たらおねしょしちゃいそうですよ。
この作品の特出すべきところは、東京をぶっ壊してきたゴジラがなぜか地球を救うためにヘドラと戦うんですねぇ。
この展開、さっぱり意味わかんないね。
では次いきましょう。
第6位 ゴジラ対メカゴジラ(公開日:1974年3月21日)
" The terror of Mechagodzilla"
(海外未公開)
第14作目の本作では、ロボットゴジラが出てきます。
ここでもいい者?ぶりを発揮するゴジラ。
破壊の限りを尽くすゴジラは、実は地球侵略をたくらむブラックホール第三惑星人が作ったメカゴジラで、本物のゴジラは沖縄で覚醒した怪獣キングシーサー(笑)と一緒にメカゴジラと戦います。
なんか、ここまでくるとゴジラ映画の方向性に悩んでいるような印象を受けます。
仲間と一緒に戦うゴジラっていうのは、定番になりましたけども。
地球を破壊したいのか守りたいのか?
第5位 ゴジラVSデストロイア(公開日:1995年12月9日)
"Godzilla vs. Destoroyah"
(海外未公開)
シリーズ第22作目が5位。
「ゴジラ死す」がキャッチコピーの暗いイメージ。
それまでのシリーズでは、ゴジラ対なんとかだったのがVSって英語になってます。
なんとまぁ、ゴジラ自身がメルトダウンしちゃうかもしれないなんて、すごい状態で登場。
炎を吐きまくって、香港の街を破壊します。
ところで、このWatchMojo.comで紹介しているゴジラ映画は海外版なので、みんな吹き替えなんですよ。
この映画には篠田三郎さんが重要な役どころで出ているのですが、渋い声の篠田さんが、なんとも変な声の吹き替えで、渋みも何にもなくなっちゃってます。
あんまりだわぁ~。
第4位 モスラ対ゴジラ(公開日:1964年4月29日)
"Mothra vs. Godzilla"
こちらもアメリカでのタイトルは、"Godzilla vs. The Thing"です。
どういう意味???
シリーズ4作目。
三大怪獣 地球最大の決戦と同じく、東京オリンピックの年に公開された作品です。
まぁ、内容は全然関係ないですけども。
タイトルで敵と対戦するタイトルの場合、ゴジラ対XXXが多い中、キングコングとモスラの回は、戦う相手が先に来ます。
この作品は、1961年公開の映画「モスラ」の続編でもあるんですね。
どっちが主役?って感じですが、モスラって「良い者」のイメージですから、そうなるとやっぱりゴジラは悪役でないと話が面白くありません。
名古屋が主な舞台ですが、いつもシンボルを壊してきたゴジラが、今回は名古屋城をぶっ壊します。
本物をぶっ壊したのは、アメリカ軍ですけどね。
では、次に行きましょう。
第3位! ゴジラ FINAL WARS(公開日:2004年12月4日)
"Godzilla: Final Wars"
(海外未公開)
ゴジラシリーズ第28作目。
日本映画としては、今のところ最後の作品です。
TOKIOの松岡昌宏さんや菊川怜さんなどが出演されています。
これだけでも、新しいなって感じますね。
でも、私自身はやっぱり昭和のシリーズが好きなので、あまり新しいゴジラシリーズは観たいとは思わないのですが。
このお二人ということではなくて、昔の日本人が持っていた影のある雰囲気を今も感じられる俳優さんていなくなってしまったので、心情的にピンと来ないんです。
まぁ、これは自分が年をとったってことですから、映画が悪いわけでもないのでしょうけれど。
CGとかいわゆる特撮技術が上がれば上がるほど、映画としては面白くなくなっていくのは、他の映画同様ゴジラ映画もそうっだったようです。
「これ以上ないというゴジラ映画」にしようと怪獣映画は初の監督に依頼したらしいのですが、私の感じたことは多くの観客というかファンも感じた・・・のかはわかりませんが、観客動員数100万人という歴代ワースト3位の悲しい結果となってしまいました。
アハハ#
さてさて、残るは2作品のみ。
第2位 ゴジラVSキングギドラ(公開日:1991年12月16日)
"Godzilla vs. King Ghidorah"
(海外未公開)
シリーズ第18作。
昭和シリーズで人気の高かったゴジラが再登場した作品。
今回は、23世紀から来た未来人というのが笑えます。
タイムトラベルをして、ゴジラの発生時代にさかのぼり、ゴジラをやっつけちゃおうというもの。
とうとう、未来人まで登場したかぁ~という感じですね。
しかも、地球均等環境会議なんて組織があるみたいです(笑)
ゲストコメンテーター役で、UFOといったらこの人の矢追純一さんが出ています。
それにそのころTVなどで活躍していた外国人タレント?のチャック・ウィルソン、ケント・ギルバート、ダニエル・カールさんたちが出演していました。
この映画は、中で描かれているアメリカの軍人がダメってことで、当時はアメリカでの公開もソフト化もなしだったそうです。
その何年か後でビデオになったみたいですけどね。
その作品が2位ってのは、どうしてなんでしょうか。
当時の経緯とかは知らないのかな?
さて、1位発表の前に選外の佳作みたいな感じで、キングコング対ゴジラ(1962)、怪獣総進撃(1968)、ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001)などが紹介されているのですが、たった1作「Dishonorable Mention」つまり「恥ずべき、不名誉な作品」とでも訳せばよいのでしょうか、そんな作品に、もちろん1998年公開のハリウッド版ゴジラが紹介されておりました。
いやぁ~、あれは酷かったですからねぇ。
あのハリウッド版ゴジラを観た時の衝撃が忘れられません。
なんというか、まぁ・・・
「なんじゃこりゃ?!」
のひとことに尽きました。
あれをどうやったらゴジラと呼べるのか、今でもわかりません。
日本映画のゴジラシリーズ「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001)」の中で、「アメリカにもゴジラに酷似した巨大生物が出現し、『ゴジラ』と名付けられたが、日本の学者は同類とは認めていない」と冒頭の防衛軍の隊員の台詞で言及されたそうです。
つまり、あんなもんはゴジラじゃないってわけです。
(◎´∀`)ノ その通り!!
これを作ったバカ野郎(おっと失礼!)は、ゴジラに愛を感じていないに違いありません。
その酷さは、ドラゴンボールの実写版とどっこいどっこいでしたね。
同年のゴールデンラズベリー賞 最低リメイク賞にみごと輝きました。
やっぱり、みんな思いは同じ。
全世界のゴジラファンを絶句、そして激怒させた、早く忘れたい汚点映画となってしまいました。
そんな最低リメイク映画のトレーラーです。
さ~て、待望(かどうかは分かりませんが)の第1位!!
これはもう、記念すべき第1作目の「ゴジラ」に決まってるじゃないですか!
公開日は、1954年11月3日。
観客動員数961万人というメガヒット作品です。
この映画は、アメリカでも"Godzilla, King of the Monsters"として公開されました。
とはいえ、資本買い取りという形でアメリカの俳優たちを使って追加撮影したシーンを織り交ぜたバージョンではあります。
さすがに生まれていないので、昭和シリーズの何作かは子供の頃にテレビ放映で観た覚えがありますが、やっぱりこの第1作は、最初に見たかどうかまでは覚えていませんが、結構衝撃的でしたね。
なぜかといえば、このゴジラは同年3月1日にビキニ環礁の核実験によって起きた第五福竜丸船員被爆事件をきっかけに製作されたので、ゴジラがなぜこの世に生まれたかというのが、結構悲しい理由なわけです。
核がなければ、この怪獣は生まれませんでした。
日本は世界唯一の被爆国だし、こんなこと良くないよねっていうメッセージが強くこめられた作品だったのです。
さてさて、今年の夏は、1998年の大失敗を教訓に・・・したかどうかは知りませんが、「これがゴジラです」と言えそうな(まだりるび懐疑的)ハリウッド版ゴジラが公開されます。
アメリカでは5月、日本では7月25日の夏休み公開。
渡辺謙さんが重要な役どころで出演されていますし、なんと!昭和のゴジラシリーズといえばこの方、第1作主演の宝田明さんがカメオ出演されているというじゃありませんか。
どこに出るのか、しっかり見たいと思います。
ええ、映画館に見に行く気満々ですよ。
1998年版のような結果にならないよう、天に祈る今日この頃です。